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日本のクラブ経営に対して思うこと【気ままな一人語り08/僕の仮説83】

■コロナ禍、初の試合観戦はJFL

8月29日、味の素フィールド西が丘 でJFLの『東京武蔵野ユナイテッドFC×奈良クラブ』を観戦した。

目的は、奈良クラブの視察。

知り合いが経営していることもあり、「どんなチームづくりをしているのか」そして、「クラブとしてどういう方向に進んでいるのか」を感じ取りたくて、観戦自体は妻と娯楽として楽しみに出かけた。

まず、事前に情報の共有をしておく。奈良クラブが将来に向かって取り組んでいることを語るうえで、2020年から新しく社長に就任した浜田満氏のキャリア背景を把握することは重要だからだ。

【事実】
・サッカー事業を柱とする企業経営者
・選手育成事業を長年行っている
・FCバルセロナと深いつながりがある
・日本人の長所と短所を知る…

さて、前に進めよう。

奈良クラブはアウェイにもかかわらず、多くのサポーターが駆けつけていて良い雰囲気が作れていた。観戦に行こうと思ったきっかけは、社長が発したこのツイートだった。

観客動員の目標数値はあるだろうが、Jリーグ参入を意識してするのであれば、当然「コアサポーターをどれだけ増やせるか」は、持続的なクラブ経営には欠かせない。

クラブが立っている現状として、JFL首位を走り、9月下旬に2023シーズンの『J3クラブライセンス』の交付が承認されたことを鑑みると、超短期的な目標を達成するために結果のみが必要なことは明らかだ。

ただ、トップチームとアカデミーは事情が異なる。

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