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集中より夢中にしたほうが成長する気がする。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳02】

夢中と集中の違いって何だろう?

子どもの場合、どちらが理想なんだろう? そう考えることがよくある。サッカーのプレーでたとえると、前者は無意識に楽しむことで、後者は意識的に物事に取り組むこと。きっと子どもの頃は夢中からのスタートが大事何だろうなと思う。

だから、いかに"好きを生む環境づくり"をできるかが子どもの成長に大きく関わるんだろうな、と。

だったら、練習メニューで「子どもを夢中にさせる」にはどうしたらいいんだろう? 僕はこれが難しいと思っていて、むしろ「夢中にする練習メニューが何かを探すほうがいい」と考えている。そこで、興味を示さなかったとしたら「変化を加えた」ほうが早い。丸ごとなのか、設定なのか、条件なのか…そこは子どもに適合させていけばいい。

ジュニアの練習を見学してると多くのコーチが子どもを「練習メニューに合わせよう」と必死に説明している。

5・6年生ならまだしも、10歳くらいまでの子に興味のない練習のどんなにコーチが説明をしても頭には入らない。まだその子たちには"思考力"が育っておらず、興味のない様子はその難しい説明についていけない子どもなりの合図だ。

サッカーにおける思考力も段階的に育むことが大切。初心者の選手にいきなり「考えろ」と言ってもできるわけがない。何を、どう考えるのか? 日頃の練習の中でコーチがその素地を築く必要がある。「サッカーとはどんなスポーツか?。 丁寧に根気よく、少しずつ子どもの心身に蓄積していく。

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毎回の練習でサッカーを介して会話を重ね、サッカーに必要不可欠な思考力を身につけていくと子どもの理解が高まるに連れ、徐々にコーチが課したトレーニングもサッカーぽく変わる。初心者コーチがいきなりサッカーっぽい練習をしようとしてもそれはなかなか難しいだろう。きっと自分も子どもと一緒に少しずつ伸びていけばいい。コーチも背伸びするとうまくいかないから、等身大で一歩ずつ歩けばいい。

※このコンテンツは「Twitter」で毎朝つぶやいている内容をまとめたものです。頭の整理を目的とするもので、記事として書いているわけではありません。その点をご理解の上、ご一読ください。

木之下潤

【プロフィール】
文筆家&編集者/「年代別トレーニングの教科書」「グアルディオラ総論」など制作多数/子どもをテーマに「スポーツ×教育×発育発達」について取材・研究し、2020年1月からnoteで「#僕の仮説」を発表中!/2019年より女子U-18クラブユースのカップ戦「XF CUP」( @CupXf )の公式メディアディレクターを務める/趣味はお笑いを見ること

▼ジュニアサッカーを応援しよう!
2018年4月〜2020年3月まで「特集担当」として企画から執筆までを行う。

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