先入観は子どもを傷つける?【週一ジュニアコラム02】
▼大人が結果を決めつける
大人になると「休息も必要」だといいます。
ただ、子どもだって休むことは大切です。それは年齢を問わず、人間なら体も心も稼働しっぱなしは勤続疲労を起こすからです。疲労が限界を超えると、さまざまな異変が表面化することは想像に難くありません。
多くの大人が子どもに「がんばれ」と言い続け、休息を与える暇すら与えないのはなぜでしょうか?
大人は子どもと関わるとき、自分たち目線で物事を見てしまうことが多々ある事実を認識すべきです。その結果、子どもに体や心のケガを負わせる可能性を大いに孕んでいます。
この原因は「目線の違い」です。
①試合でレギュラーとサブをわける
②技術がないから下手だと判断する
③やる気がないと自発性のなさを問う
たとえば、この3つはジュニア期の指導者が選手によく行なっていることです。大人である指導者から見ると、これらが当たり前だと思うことかもしれません。
しかし、本当に当然のことでしょうか。
私の目には、大人が目線を合わせられずに子どもを一方的に見てしまっている目線の違いにしか映っていません。ここがジュニア指導の問題であり、大きな課題だと捉えています。
要するに、先入観です。これらを引き起こす要因は「結果が見えている(つもり)」で子どもの指導を見てしまっていることです。
これにお気づきでしょうか?
一度考えるみてください。
今週も素敵な日々を。
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