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サッカーで現代に必要な情報処理能力と速度を培う【Weekly Column】

現代社会に問われる情報処理

現代は大量の情報に晒されています。

睡眠以外の時間はスマートフォン、テレビなどを通して途切れることなく、目や耳から情報を入れ続けています。仕事をしていても、勉強をしていても、私生活においても、無意識にデジタル情報が目に飛び込んできます。

最近では、電車やコンビニ、エレベーターの中でも映像が投影され、さまさまな広告が流れています。もはや意識して情報をシャットダウンしない限りは、脳を休めることが難しい時代であることは間違いありません。

体と同様、脳にも疲労が蓄積します。

すべての情報を目に入れ、頭で処理し続けたら疲弊するだけです。「自分に必要な情報のみ」を取り入れ、「不要な情報」はスルーすることをスキルとして身につけなければ、生活に支障をきたすレベルです。

不要な情報は頭に疲労を溜めるだけでなく、心のストレスを増やす要因にもなります。そのため、ストレスマネジメントという観点からも情報処理能力は個人に求められる習得スキルといえるでしょう。

現代サッカーでも、状況判断が大きなカギを握っています。なぜなら選手にはコレクティブなプレーが求められるからです。

攻撃においては連動性を保ちながら、この特徴を生かしつつゴールを陥れるプレーを目指します。守備においては味方とチームの陣形を保ちながら穴をつくらず、ボールホルダーに厳しくプレッシャーをかけつつ、周囲の選手のマークを怠らないプレーを実践し続けます。

つまり、現代サッカーでは情報収集=状況把握が欠かせない要素であることは間違いありません。

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