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小さい頃は無理に特化することはない。心身に大切なものを身につけるだけでいい。【毎日のつぶやき/僕のネタ帳48】

サッカーならではの分析軸って何だろう?

きっとシステム、ポジションという内容が挙げられる。見方を変えるとこれだけに特化するとサッカーでしか通用しない要素になる。特にサッカーの指導に関わる人はこれを認識し、理解しておく必要がある。それはプロを育成することが目的なわけじゃないから。

ジュニア世代の育成で大切なことはサッカー以外にたくさんある。自分の思い通りに体を動かすこと、目から入れた情報を認識できるように認知まで高めること、ボール=モノを上手に扱える動作を獲得すること…発育発達という観点で重要なことが山ほどある。でも、これはサッカーにも通じることだよね。

ジュニア期には「鍛える」ことの優先順位は低いと個人的に思う。幅広くいろんな体験をして、たくさんの失敗から気づきを得て引き出しを増やす。むしろ思考力は鍛えるべきかもしれない。見た通り「思う」力と「考える」力とを合わせた言葉なので、ここへのアプローチは心と頭を鍛えることにつながる。

育成コーチはサッカーに特化した情報や議論を求めているけど、「子どもをサッカーマシンにしたいの?」とたまに感じたりする。偏った見方や考え方は才能を引き出せない原因になることをコーチは知っておく必要がある。サッカーでもボールやゴールといった普遍的な要素から心躍る練習を考えてほしい。

※このコンテンツは「Twitter」で毎朝つぶやいている内容をまとめたものです。頭の整理を目的とするもので、記事として書いているわけではありません。その点をご理解の上、ご一読ください。

木之下潤

【プロフィール】
文筆家&編集者/「年代別トレーニングの教科書」「グアルディオラ総論」など制作多数/子どもをテーマに「スポーツ×教育×発育発達」について取材・研究し、2020年1月からnoteで「#僕の仮説」を発表中!/2019年より女子U-18クラブユースのカップ戦「XF CUP」( @CupXf )の公式メディアディレクターを務める/趣味はお笑いを見ること

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2018年4月〜2020年3月まで「特集担当」として企画から執筆までを行う

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