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今夏は心身のコンディショニングがマジで大切。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳10】

気温が上がり始めた。

スポーツ活動も再始動し、全国的に子どもたちがグラウンドを走る姿が見られるようになってきた。しかし、今夏は"3密"はもちろん、水分補給もより大切になる。今年はそれぞれの街クラブが活動プランを本気で考える必要がある。特に活動日数と活動時間。これまで以上にコントロールが重要だ。

夏の大会は、イベントを含めて中止が相次いでいる。

それは感染拡大の恐れがあるから仕方がない。だからこそジュニアサッカーの大会スケジュール、また各コーチのプランの立て方については再考する時期に来ている。免疫力を低下させるプランにするわけにはいかない。

教育課程の遅れをどう取り戻すか? 

最近ニュースで頻繁に流れるが、この考えはジュニアサッカーの現場でも起こりうる。活動時間をどう取り戻す?  これを考える前にコンディションを整える必要がある。そして、暑さへの順化も同時に行わなければならない。これは部活も同じ。

小学生も高学年になれば「遅れを取り戻さなければ」と焦る選手も出てくるはず。しかし、ここにコーチが同調してはもっとも危険な状態に陥る。保護者もそうだが、むしろ大人は「焦らなくても大丈夫」と60〜90分の練習を集中することの大切さを指導したほうがいい教育になる。

長時間の練習や試合=実力の向上、にはならない。

確かにボールを扱う技術については否定しないが、サッカーは戦術もメンタルも思考力も社会性も大事な要素。それ以外をどう高めるかによってミスは減らせるし、リカバーも効く状況を生める。

ぜひコーチたちには「夏の活動」を見つめ直す機会にしてもらえたらと願っている。

【参考=リアルスポーツ/ジュニアサッカーを応援しよう】
01 「夏の公式戦中止」は本当に正しい判断か? 子どもの命を守る「対策」とは
02 いつまで日本は炎天下での激しいアップを続けるのか? バルサもこだわる体温調節の重要性
03 夏のスポーツ活動を再考する。議論すべき問題点は?
04 子どものため、それとも学校のため? “誰がために部活はやる”のか
05 唱え続けられる「部活動=勝利」の呪文。両者が決別する日はやってくるのか

※このコンテンツは「Twitter」で毎朝つぶやいている内容をまとめたものです。頭の整理を目的とするもので、記事として書いているわけではありません。その点をご理解の上、ご一読ください。

木之下潤

【プロフィール】
文筆家&編集者/「年代別トレーニングの教科書」「グアルディオラ総論」など制作多数/子どもをテーマに「スポーツ×教育×発育発達」について取材・研究し、2020年1月からnoteで「#僕の仮説」を発表中!/2019年より女子U-18クラブユースのカップ戦「XF CUP」( @CupXf )の公式メディアディレクターを務める/趣味はお笑いを見ること

▼ジュニアサッカーを応援しよう!
2018年4月〜2020年3月まで「特集担当」として企画から執筆までを行う。

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