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理論的に考えることは大事だけど、まず行動! 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳06】

ジュニアの練習は「コーチがどの年代に、何を身につけさせるか」を整理しておくことが大切になる。

【年代の区分け】
・0〜6歳
・7〜8歳
・9〜10歳
・11〜12歳

【選手に不可欠な要素】
・フィジカル的な要素
・技術的な要素
・思考的な要素
・感情的な要素

トレーニングを考えるとき、それぞれの年代や習得状態を観察しながら何と何とを組み合わせ、どういうバランスで組み込むのかが重要になる。

元フットサル日本代表監督のミゲル・ロドリゴは「ピッチ上で想像力を働かす選手の育成が大切」だと語り、その方程式を教えてくれた。

▼創造力=スペース(±)×人数&スキル(±)×練習メニュー

どの要素を、どのようなバランスで、どう組み合わせるか。

最も大切なのは『スペース』の調整。また、『プレー人数』も敵や味方の数、選手の質によって認知・決断のスピードは大きく左右される。『練習メニュー』とは、スペインでいう「インテグラル・トレーニング」のこと。ようするに、技術、戦術、視野の作り方、考える速度、決断力、フィジカル+αというそれぞれの要素が統合されたトレーニングだ。

ただ、経験の浅いコーチは理論的に難しいことが多々ある。

街クラブのコーチには、指導でご飯を食べている人、アルバイト、ボランティアといろいろな人がいる。「練習メニューをどう考えたらいいかわからない」という人は、とりあえず次の4つの組み合わせをいろいろ変え、練習メニューを作れば問題ない。

・ゴールの数
・ピッチの大きさ
・選手の人数
・ボールの数

アドバイザーを務める街クラブの代表は低学年の担当をしているが、最初は4ゴールゲームをベースに『ピッチサイズ』『選手の人数』など条件をいろいろ変えて練習メニューを作っていた。

たとえば、2対2のグループを2つ同時にピッチに入れたり。そうすると、選手も4対4をするよりプレーに関わることが増えるから楽しそうだった。

大事なことは子どもが楽しそうかどうか。

まず、コーチも「やってみる」姿勢が大切なこと。

※このコンテンツは「Twitter」で毎朝つぶやいている内容をまとめたものです。頭の整理を目的とするもので、記事として書いているわけではありません。その点をご理解の上、ご一読ください。

木之下潤

【プロフィール】
文筆家&編集者/「年代別トレーニングの教科書」「グアルディオラ総論」など制作多数/子どもをテーマに「スポーツ×教育×発育発達」について取材・研究し、2020年1月からnoteで「#僕の仮説」を発表中!/2019年より女子U-18クラブユースのカップ戦「XF CUP」( @CupXf )の公式メディアディレクターを務める/趣味はお笑いを見ること

▼ジュニアサッカーを応援しよう!
2018年4月〜2020年3月まで「特集担当」として企画から執筆までを行う。

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#毎日のつぶやき

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