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毎朝のつぶやき「僕のネタ帳」

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毎朝ルーティーンとして頭の中を整理をするためにTwitterを活用。そのつぶやいたネタをまとめたコンテンツ集、単なる「アイデア帳」です。テーマは「ジュニアサッカー」「本質のあぶり…
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2020年5月の記事一覧

今できることは心と頭の整理。焦ることじゃない。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳09】

今、街クラブやサッカースクールは2パターンに分かれている。 活動をストップしているか、オンラインで軽いエクササイズや座学を提供しているか。これらは日頃から「選手や保護者とどう向き合っているか」が大きく作用しているように感じる。 個人的には、これを機にコーチも自分を見つめ直すチャンスだと思う。 アメリカの大学には「アスレティックカウンセラー」というアスリートをサポートする人が常駐してるそうだ。選手の悩みや目標に寄り添って「自分が何をしたらいいのか?」を一緒にあれこれ考えて

人は行動を頭で決めずに、感情で決めている。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳08】

ジュニアのサッカー指導においてトレーニングの質と内容は大きな要素であることに間違いはない。 だけど、一般的に言われるヨーロッパが行うような"いい練習メニュー"だけが、子どもの成長を促すわけでもない。なぜなら人は「心=感情」で自分の行動を決めているから。 大事なことは夢中にさせること、力を出し切らせることだと思う。 人は"感情"で自分の行動を決めている。 以前、脳科学者の篠原菊紀先生にこの話を聞いたとき、衝撃を受けた。サッカーでは判断が重視される。しかし、結果として人間

人の才能や長所を引き出すためにできること! 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳07】

子どもの才能を引き出すためにコーチができることは何か? よく「●●させる」というけど、それだと子どもも大人も「やらされている」にすぎない。たとえば、コーチができることはまず"環境づくり"であり、"場を作る"ことが最初の仕事になる。 すると、子どもはその場を楽しみ始める。 子どもが「その場=練習」を楽しみ始めてからが本番だ。 そこから本当に練習の内容が大切になる。ただし、その内容は練習前の準備が7割を決める。テーマ、そこから落とし込まれた全体の構成、一つひとつの練習メニ

理論的に考えることは大事だけど、まず行動! 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳06】

ジュニアの練習は「コーチがどの年代に、何を身につけさせるか」を整理しておくことが大切になる。 【年代の区分け】 ・0〜6歳 ・7〜8歳 ・9〜10歳 ・11〜12歳 【選手に不可欠な要素】 ・フィジカル的な要素 ・技術的な要素 ・思考的な要素 ・感情的な要素 トレーニングを考えるとき、それぞれの年代や習得状態を観察しながら何と何とを組み合わせ、どういうバランスで組み込むのかが重要になる。 元フットサル日本代表監督のミゲル・ロドリゴは「ピッチ上で想像力を働かす選手の育成

計画を立てることは「立ち返る場所」を作ること。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳05】

練習を考えるとき、何から手をつけますか? 「今日はこの練習メニューをしようかな」という感じですか? だとしたら、子どものことをちゃんと見ていますか? 僕は取材を必ず練習後に行う。それはコーチが「選手に対してどんな練習を課すか?」を観察しないとちゃんとした会話ができない思っているから。 テーマは?  意図は? ジュニアの練習を観察するときに重要なこと。それはコーチが目の前の選手に対して何に課題があるから「今日の練習テーマを設けたのか」という理由。そして、僕はそのテーマも段

人は何事もコツを見つけると劇的に変わる。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳04】

ジュニアのコーチをしていて最高の瞬間は何だろうか? 子どもがコツ=キッカケを見つけた瞬間、1分前に存在しなかったプレーを見せた瞬間、劇的に伸びた瞬間…いろいろある。コーチとして大事なのは「子どもにプレーさせながら気づかせる」という"学びの場"を作ることだ。そのために必要なのは「全員の行為行動を見逃さない」こと。 子どもを観察していると、本当におもしろい。 1週間前、1時間前、1分前にその子の中に存在しなかったものが、どんどん生まれる。僕が感じるジュニア指導の醍醐味だ。だ

素早い決断は大人になっても大切なことだよ。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳03】

ジュニアの子どもたちに身につけてほしいことの一つに"素早く決断する"ことが挙げられる。そのためには、どんな練習をしたらいいか? ・ゲーム性 ・スペースの調整 ・人数の設定 ・攻守の切り替え +αで「選手との会話」「夢中になる環境づくり」… 最低でもこれらの条件は必要になる。 元フットサル日本代表監督のミゲル・ロドリゴは、僕に「指導理論」として6つの要素を教えてくれた。 ・テクニック ・戦術 ・状況を把握する能力 ・集中力 ・決断する能力 ・フィジカル +α 彼はいつ

集中より夢中にしたほうが成長する気がする。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳02】

夢中と集中の違いって何だろう? 子どもの場合、どちらが理想なんだろう? そう考えることがよくある。サッカーのプレーでたとえると、前者は無意識に楽しむことで、後者は意識的に物事に取り組むこと。きっと子どもの頃は夢中からのスタートが大事何だろうなと思う。 だから、いかに"好きを生む環境づくり"をできるかが子どもの成長に大きく関わるんだろうな、と。 だったら、練習メニューで「子どもを夢中にさせる」にはどうしたらいいんだろう? 僕はこれが難しいと思っていて、むしろ「夢中にする練

何でもかんでも褒めたら伸びるわけではない。 【毎日のつぶやき/僕のネタ帳01】

最近はジュニアの指導でも"褒める指導"がうたわれるようになった。 とても良いことだと思う。ただ、なんでもかんでも褒めたら良いわけでもない。人の成長には感情が深く関わるので、「嬉しい←感情バロメータ→悔しい」を行き来しないと、その人の血肉となるモノにならない。 ジュニア指導で大切なのは「ミスの許容」。 これが大前提にある。子どもがミスを受け入れ、認めて前に進むために「褒める」ことが必要になる。元フットサル日本代表監督のミゲルは、ミスの修正について指摘と褒めるの割合を「2対