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僕の仮説「ジュニアサッカークラブの作り方」

地域に根づいた経営ができる街クラブを増やしたい。これがジュニアサッカー専門のWEBマガジンを始めた理由です。「コーチ育成」を目的とする記事と「地域との関係づくりによる街クラブ経営…
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2020年6月の記事一覧

子どもの努力はテンションに左右されるから、成長はメンタル要素も大きい。 【ミスの許容03/僕の仮説24】

子どもの成長に「コーチが高い確率で化学反応を起こした」と傲慢な態度をとっているのなら、それは間違いだ。 成長のために努力して、自分の時間を使ったのは本人だから。あくまでコーチはキッカケに過ぎない。子どもにとっては外的要因、ようするに"環境要因"に近い。確率論として理解しておくべきは、子どもの成長にその環境要因が大きく作用する場合もあるし、小さくしか作用しない場合もある。 ジュニアサッカーの現場におけるコーチの役割は、子どもの成長にとって確実性の高いモノであり、不確実性の高

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子どもの成長は本人がどれだけ努力に時間を費やすか。なら、コーチは何をする? 【ミスの許容02/僕の仮説23】

ミスを許さないコーチが育成の現場に立ったらどうなるのか? きっと「ミスをしてはダメだ」と縛られた選手が育ってしまう。そういう選手がこの多様な社会で生き抜くことができるとは到底思えない。そもそも子どもに対して1を教えたら、必ず1を学ぶとは限らない。 1教えたら1学ぶ子もいれば、2や3を学ぶ子もいる。逆に0.5しか学べない子もいるし、0(ゼロ)の子だっている。もちろん「その時は」という枕詞がつくが、ミスを許容できないコーチには「巻き返す」といった時間の概念も頭にないから子ども

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ジュニア指導は選手の「ミスや失敗を織り込み済みにしない」と心が育たない。 【ミスの許容01/僕の仮説22】

ジュニアの街クラブで現場を預かるコーチは"何"を目標に子どもの指導をしているのか? たまにこんなことを思う。プロを育成すること? 強豪のジュニアユースに入れること?…。一体、何なのだろう。私は「子どもが社会で生き抜く力を身につけてほしい」と現場に関わりを持っている。取材することも、アドバイザーすることもそう。いつも"サッカー"を通じて「生き抜く力を養ってもらうにはどうしたらいいか?」を考え続けている。 だとすると、サッカーと社会と共通点は何なのか? 一つは、"人との

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ジュニアにゲームモデルが必要か? 選手としての土台づくりに不可欠なもの。 【筆者の思考整理帳03/僕の仮説21】

街クラブにゲームモデルが必要か不要か? ジュニアサッカーに関わるコーチも、最近はこの流行りの言葉に反応する人たちが増えつつある。個人的には「あるに越したことはない」との見解だ。ただし、条件が付く。 誰か考えられるコーチがいるのか。 スタッフが理解し、使いこなせるのか。 選手がそれを必要としているのか…etc ゲームモデルは「クラブの経営に大きく関わる」ことだ。だから、大事なことは理想論ではない。現実的に、クラブに所属している人たちが101%がんばればできることならチャレ

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