とら　の　月　＜2024年10月の占い＞

全体の流れ

　前半に、今月の印象が最も強まります。それは「情報を集める」ことと、「思い切った決断を下す」こと。
　年の初めに、今年の終わりにかけて、大きな変化があることをお伝えしましたが、先月の終わりから徐々に兆しが見えてきています。もう時間がないとも言える状況です。
　これからの時代をどう生き抜くか、何を守るか、何を為すべきか。どこへ向かうかを決めるために必要なのが、「情報」です。ひとつの方向にとらわれず、さまざまな人の意見や、知見を得ること。それを蓄えていくことが求められています。

　また、ところどころで、決断を求められる場面も出てきます。それについて思い悩む、というよりは、切羽詰まってその場しのぎで決めることが多くなるようです。
　考えている暇はない、勘に頼るしかない、そんな状況です。
　この「勘」、なんの根拠もないように思えるかもしれません。実際には、考えて選ぶ場合も、勘で選ぶ場合も、頭の中で起きていることは同じです。これまでにあなたがたどってきた道のりを、自分でもう一度よく見るか、無意識のうちに走り抜けるか、その違いです。

　だからこそ、できるだけ多くの「情報」を手に入れておくことは、大切なことなのです。

影響するもの

　先月に引き続き「とらの月」になりましたが、先月よりも「とら」の影響力は大きくなっています。これが、「とっさの判断」につながります。

　「とら」は「怒り、憤り」という強い感情をあらわしています。また、強い力の象徴でもありますが、「きりん」や「りゅう」とは違い、物質エネルギーという意味での、強いパワーを示します。
　カードに描かれた絵柄そのままに、今にも飛び掛からんとしている、それが「とら」です。

　動物が、怒りを露わにするのは、どんなときでしょうか。恐怖を感じ、自分や家族を守ろうと必死になっているときです。全体の流れで、決断を下す必要がある、と書きましたが、言い換えれば、「守らなければならないものが脅かされる危険がある」ということでもあります。

　もうひとつ、大きな力を持つのが「地の星」です。強さ、勇敢さをあらわし、まさに「とら」の力を増幅させる星です。
　本来、この二つが合わさる場合には、行動に気をつける必要があります。感情のままに言わなくてもよいこと、やらなくてもよいことをしてしまい、後から悔やむことになりがちだからです。
　ただ、今月は少し風向きが違います。
　あなたが、望むと望まざるとに関わらず、感情のままに決断する結果になるからです。あなたは、分かれ道の片方を、全力疾走しながら選び、そのまま駆け抜けていくことになるのです。

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