東京都でベビーシッターが超低額で16時間/月使える!ベビーシッター利用支援制度(一時預かり)スタート間近!!
こんにちは、多胎育児のサポートを考える会の市倉です。
先日、東京都ベビーシッター利用支援制度の【一時預かり版(=スポット利用)】の情報が、都より区市町村へリリースされました。
都内に住む0歳~2歳(※3歳になった年の年度末まで)の子どもを育てる家庭が、超低額でベビーシッターを使えるようになるこの制度。
●単胎児家庭で8時間、多胎児家庭で16時間×児数 が月の利用上限
●シッター利用料を2,500円/時間を上限に助成(=2,700円/時のシッターを利用した場合、実質の負担は200円/時。2,500円/時までのシッターであれば、実質無料)
という、多胎児家庭だけでなく単胎児家庭にも多くの恩恵をもたらすこの制度。
この大元となった東京都ベビーシッター利用支援制度の【待機児童】版では、
×シッター会社が15社からしか選べない・・・
×受けた助成が税制法上の雑所得としてカウントされ、翌年の所得税が跳ね上がる・・・・
といった問題点も指摘されていましたが、今回の一時預かり版では
●使える事業者が大幅に増える予定
●息抜きやサポートのための短時間ベビーシッター利用の場合、補助額が何十万円になるわけではないので、そこにかかる所得税額も割と小さくなるので、補助使った方が得
ということで、これは本当に素晴らしい制度になると思います。
また、今回は、制度利用のために役所に行って説明聞いてアカウント発行して・・・というような煩雑な手続きが一切いらず、対象事業者の中から利用し、領収証の提出等を済ませれば助成が振り込まれる、という制度設計になりました。
(「産まれてからこの制度利用のために役所に行かなきゃいけないとか、多胎児家庭にとってマジで無理ゲーだかんな!!」と日頃から発信していた私にとっては、本当に嬉しいです。東京都福祉保健局のみなさんどうもアリガトウ・・!!)
●全国の多胎児親向けのアンケートで望まれていた、「家事育児の人出」「金銭的補助」
昨秋に行った「多胎児家庭の育児の困りごとに関するアンケート調査」でも、「どのようなサポートがあれば気持ちが和らぐか」という質問に
●家事育児の人手
●金銭的サポート
●子を預ける場所
という回答が、それぞれ50%以上ありました。それを複数の面で解決するのがこの「東京都ベビーシッター利用支援事業」といえるでしょう。
「多胎育児は人の手を借りなきゃ無理」なのに、「(申請に行きにくかったり、一時保育施設に連れて行きに行くいから)借り辛い」から、孤立していく。
その構造を断ち切ってくれる制度になることが期待できます。
●自分の居住区で導入されるように声を上げましょう
こんな素晴らしい制度ですが、落とし穴としては、東京都が用意する他の多くの制度同様、ご自身の居住区が「この制度、ウチの区でやりまーす!!」と手を挙げなければいけないので、自動的にみんながこの制度を使えるわけではないということ。
ただ、東京都が全額補助(区市町村はお金を出す必要はなく、裏側で東京都とお金をやりとりするだけ)になりますので、財政に厳しい区市町村にとってもだいぶ取り入れやすいもののハズ。
この制度を使ってベビーシッターを利用したい人は、ぜひ自治体HP内の「区政への声」などから、『東京都ベビーシッター利用支援制度の【一時預かり版】を導入してください』とメールを一本打ちましょう。3分で済んで、効果はかなりあります。
(▲例えば台東区の『区民の声』ページ。担当課の方が必ず読むので、「住民が本当に望んでいるんだな」と思ってもらえます)
私も各区に導入が進むよう、区議さんや区職員さんへの説明を続けていきます!!
日々の活動はTwitterにて報告しています。
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