![スクリーンショット__1_](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/16573232/rectangle_large_type_2_6d5782b816fe38b93cb79e637ba2f678.png?width=1200)
【ついに国会に届いた!】12月3日、厚生労働委員会にて『多胎児家庭支援』が取り上げられました
こんにちは、多胎育児のサポートを考える会の市倉です。
12月3日、参議院厚生労働委員会にて公明党山本かなえさんが多胎児支援について質疑をされました。
(『カレンダー』より12月3日を選択→厚生労働委員会を選択→1:12:30あたりから多胎児支援関連の質疑が始まります)
多胎児家庭は窓口に行くことが困難。自宅訪問型の支援が必要
山本議員は、多胎育児の壮絶さについて、私達のアンケートの回答を引用されながら、支援を訴えてくださいました。
●多胎児家庭の虐待死リスクは単胎家庭の2.5~4倍という調査結果がある
●多胎児家庭こそ、産後ケアを含む行政支援が必要。だが実際にはその支援にたどり着くまでに至っていない。なぜなら外出が困難なので、窓口に申請に行けないからである
●『窓口に来い』ではなく、訪問型の支援が必要。『訪問型での支援が出来る』という運用に変更し、そのことを明示するべきである
という、『まさに!よくぞ言ってくれた!!』という内容でした。
『窓口にいくのが困難な家庭もいる』という視点を持ち、既存制度のアップデートを!
その後、山本議員は加藤大臣に質問を続けました。
「産後ケアだけでなく、産前産後のサポートだって、ファミサポだって、既存の制度は(窓口に行けない家庭があるという)視点がたりなかったのではないか。
加藤大臣、お願いです。
移動が困難である点を踏まえて、アウトリーチ(自宅訪問型で)で申請をサポートして、必要な・具体的な支援を受けられるよう、既存の制度全般を見直してくれませんか」と迫ったのです。
これに対し加藤大臣は、
「これまでの仕組みは、受付に(支援を受けたい人が)きてくれてそこで申請をしたり相談をしたりがベースになっていた。
なかなかそれが叶わない家庭に対して、何が本当のサポートに繋がっていくのか。産後ケアの訪問時の登録については局長から答弁した。ファミサポについても(登録や事前面談が)利用会員の自宅で出来ないか、柔軟な運用ができないか今検討している。(他の制度についても)個別家庭に出向いての相談や情報提供がなされうるよう、市町村に周知していく。
多胎児家庭への支援を拡充するという観点で、来年度の概算要求にいくつかの施策を入れている」と答えられました。
アンケートを見ながら、当事者の声を紹介
最後に山本議員は、1591人の声が詰まったアンケートを手元に持ち、
「日中保育園に通わせたいが、専業主婦だから入れなかった」「一時保育に双子を同時に預けることはほとんど不可能。入園まで結局一度も利用できなかった」
といった声を紹介し、
●保育の必要性認定に「多胎児育児」を入れる
●一時保育の拡充
等々を訴えてくださいました。
ついに多胎児家庭の心の叫びが国会に届いた!!
最初は自分の友人である双子ママの育児の状況をどうにかしたくて始めたこの活動。
アンケートも、最初は10件20件集まればいいかな、、、なんて思っていたことが、一晩で200件を突破し、ついに1591件の声となり、記者会見を開くことに。たくさん報道でもとりあげていただき、ついに国会で審議される事になりました。
ここに来るまで、本当にたくさんの方たちにサポートいただきました。そして現在も応援してくれる人たちがたくさんいます。
なんでこんなにこの活動が拡がるか。当事者じゃない人がこんなに真剣に取り組んでくださるか。
それはきっと、みんなが多胎児家庭の大変さに、しんどさに、共感してくれるからです。
大変な生活の中アンケートに答えてくれた1591人のママパパに共感し、状況がどうにか変わって欲しい。自分のすぐ身近にいる双子ちゃん三つ子ちゃんを思い、行動してくれたからだと思います。
今はまだ、現状が明らかになり、みんなに知ってもらえた所。
ここからが本当の戦いだと思って、引き続き頑張ります!
活動報告は私のTwitterにて行っております。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?