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東京都の制度に先駆けて、台東区独自の多胎児家庭向けサービスが始まります!

こんにちは。

多胎育児のサポートを考える会の市倉です。

先日台東区では、子育て支援特別委員会が行われ、主に来年度の予算案の報告→承認が行われました。

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(トップ画像含む写真は台東区役所サイトからお借りしています)



台東区は、私がこの活動を始めるきっかけとなった友人の住む区で、思い入れも特に強い街。


私の活動は国や都への提言が多く報道されていましたが、台東区に対しても超初期から議員さん・職員さんに支援を求める活動をしてきました。


●多胎児に優しい街からは程遠かった台東区

2019年秋。

区では「台東区次世代育成支援地域協議会」という場で今後の子供・若者の支援について話し合われている時期でした。

その時点での台東区では、多胎児に特化した政策はゼロに等しい状況。(※一部のサービスで単胎児よりも対象期間が長いものもありましたが、十分とは程遠い内容でした)  当時の話し合いの中でも、『多胎児』というワードは入っていなかったようです。


この問題に強い関心を持ってくださっていた区議さんが地道に議会内外で調整を続けてこられ、ついに区長に支援についての重要性を直接訴え、区長もそれに応じたのが10月下旬。



すると11月14日、前述の「台東区次世代育成支援地域協議会」にて、担当課長より「多胎児家庭の育児は、同時に同じ発達段階の子供を育てなければならず、身体的・精神的負担が大きいため、支援していく必要がある」との発言を聞くことができ、台東区で多胎児支援という課題に光があたった瞬間を見た気がしました。


●台東区住民のナマの声を届けよう


これはいけるのかも・・・!!と思い、記者会見後の報道対応と並行して、急いで『台東区版:多胎児家庭の望む行政サービス』WEBアンケートを実施。

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(↑はその時に作成した、WEBアンケートのまとめ資料。4日で9件の回答を集めることが出来ました。協力してくださった方、ありがとうございました!!)

そのまとめ資料を持って台東区の関係課に伺い、

●台東区の今の制度の良いところ、足りないところ

●本当に望まれている支援とはなにか

●台東区行政へのメッセージ

をお伝えしてました。

ご対応いただいた課長さんも、声を真摯に受け止め、出来ることからやっていく、と言ってくださったのでした。



●区民の声を受け止めた、『まずはやってみる』の姿勢


その後、1月下旬の「台東区次世代育成支援地域協議会」で、一歩具体的に、

多胎妊娠についての情報提供/交流会実施/ヘルパーの派遣 など精神的身体的負担の軽減を図っていきます

という発言がなされ、1月末の予算案の発表を経て、

先日の子育て支援特別委員会において、来年度の多胎児支援の予算化が正式確定となったのです。

専用サポートパンフレットの作成、職員向け研修会実施、産前産後ヘルパーのサービス拡充に245,000円の予算が付くとのこと。

本当に見やすいパンフレットになるのか、サービス拡充とはいえヘルパーは子供に触れない現状のルール、、、、など、課題もまだまだあるのは確か。

でもまずは、『他の区の情勢を見て、、、、』というような消極的なお決まり文句を言わずに、先んじて区独自のサービスを考えたその姿勢に、本当に感謝したいと思います。ありがとう、台東区!!


●『住民の声で区政は変わる』を他の区でも見せて欲しい


この流れを一番に後押ししたもの。

それは、台東区民の声だと確信しています。

私が実施した全国アンケートの内の、台東区民の声。その後の『台東区版:多胎児家庭の望む行政サービス』の声。更に、パブリックコメントに寄せられた意見(会議の中でしっかりと話し合われていました!)。

それが合わさって、今回の支援拡充につながりました。

住民の声が集まり、それに行政が応える。

その循環を、台東区の多胎児ママパパ、議員さん、台東区職員さんが見せてくれたように感じます。

この動きが、ぜひ、他の地域でも拡がってほしい。


多胎児家庭への支援に注目が集まっているいま、たくさんの議員さんが、住民の代表として、声を届けようと奔走されています。

(以下、Twitterで動きを拾えた方々。直接お会いしてない方もたくさんいて、驚いています。これから議会だという地域の方々もたくさんいるので、まだまだ増えるかと、、)


住民の声に行政が耳を傾けサービスを提供するという循環を、どうかたくさんの地域が見せてほしいと願っています。



◆日々の活動は、Twitterにて行っています。










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