「親を捨ててもいいですか」

先日、「親を捨ててもいいですか」という番組を見ました。

私の家は母親の恫喝と暴力が酷かったので、気になっていた番組でした。

似たような境遇の人がインタビューに答えており、大人になっても「心の後遺症」を抱えている人ばかりでした。今はだいぶ克服出来ましたが、私も大人になるにつれ如実に後遺症が現れていました。私の妹は今だに苦しんでいます。

番組を見て、「世間体を気にして、親の呪縛から離れられない人が多くいること」もわかりました。幼少の頃の執拗な恫喝と暴力は、その人を一生、苦しめています。

番組の中でインタビューに答えていた40代後半の女性は「私はそれでも親の面倒を見ていく」と話をしているのですが、暴力と恫喝での洗脳状態が今だに続いていると感じました。この人は「親から離れた方がよい」と思って番組を見ていました。

子供を育てる適正が無いのに「親」になっている人が多数いると思うのですが、その人もまたその親から同じように恫喝や暴力を受けて育ったかもしれないと思いました。

番組内で幼少の頃の写真を見ながら当時を回想しているシーンが出たのですが、気に入った数枚を残して当時の写真は捨てた方がよいと思いました。私はそのようにしました。

「気の持ちようだよ」という軽い言葉で片付けられる問題ではないです。人と接することが苦しいとか自分を悪い人間だと思ってしまったりするのです。皆んな相当苦しんでいます。

これは当事者にしかわからないと思います。

何か悪さをして、数回、親に殴られたという話では無く

日常的に殴り続けられたという話です。私の場合は細い竹で出来た、よくしなる「布団叩き」でした。こんな物で子供を殴るなんて私には考えられません。

私の場合、自分が悪い人間なのではないか思っていたのと、人から怒られることがとても嫌で他人の目の色を伺っていました。これを克服するのに相当、時間を要しましたし、苦しみました。

どうやって克服出来たかと言えば「人からありがとう」と言われるようになったことからでした。具体的には「ハガキコミュニケーション」を始めたことがきっかけでした。これは狙ったわけではなく、結果として良い方向に進みました。

手書きハガキで「お礼を伝えたり」「その人の良かったところ」を書いてお送りしました。すると「ハガキ嬉しかった」「感激した、ありがとう」「また送ってね」と多数の方から言われるようになったのです。

あまり綺麗な字ではないですが、私も嬉しいし、相手も喜んでもらえるので書き続けました。

自分の存在価値を感じられたので、人と接するの事が苦ではなくなってきました。

人付き合いが苦手だという方はコミュニケーション手段に「手書きハガキ」を追加するとよいです。こちらおすすめです。→ http://urx.space/XxP7

一つ言えるのは、今、私が健康体で生活出来ているのは母親が健康に産んでくれたおかげです。それは感謝しています。しかし、教育、指導という理由で暴力や恫喝を繰り返した事は別の話でして水に流すつもりはないです。

親を憎しみながら生きていく事って本当に辛いのです。いつかそれを許さなければ、自分が前進出来なくなるのです。だから私は「仕方なく」許したまでです。

こんな内容のブログを書きながら、今日は母の日だと気付いたのですが、狙って書いたわけではございません。(こんなブログを子供に書かせる親にだけはならないでください)

自分で勉強する努力をせず、さらに自分自身で怒りをコントロール出来ない人は、危険ですので、親になったら本当に注意しましょう。怒りを制御できず、子供へ暴力と恫喝で感情をぶつける傾向にあると思います。

過去を清算することは悪いことではないです。自分を褒めて大切にしてあげてください。親から虐待を受けて育った人は親の面倒見なくてよいですよ。





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