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やる気スイッチ

リモートワークが当たり前になったことでスーツを着る機会が減った。
そういえば、学生時代からお世話になっていたお店にももうしばらく行ってない。

そんななか、転職の面接のためスーツを着ることになった。
シャツにアイロンをかけて、革靴を玄関で磨くのも懐かしい感じだ。

スーツを着たら、家を出る前に全身鏡で身なりをチェックするという動作がある。
スーツを頻繁に着ていた時はそんなに意識していなかったけど、その時あることに気づいた。

自分のなかでやる気スイッチがONになっているのだ。
お気に入りのスーツを着ることによって、「よし、やってやろう。」という心構えが自然とできていた。

そして、勝負パンツを履くとかゲン担ぎのカツ丼を食べるとかを、斜めにみていた自分が急に恥ずかしくなった。
そんな人間が、無意識のうちにスーツを着ることで一種のゲン担ぎをしているのだから。
でも、人は矛盾があるから面白いのかもしれない。

これからスーツを着る習慣がなくなったとしても、大事な日にはスーツを着ようと思える一日だった。

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