ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える時に知っておきたい6つのポイント

テレビコーマーシャルや雑誌の広告などでも、格安モバイルをよく見かけるようになりました。これまではソフトバンクのメリハリ無制限プランを利用していたのですが、毎月使うデータ量も10GBに満たないぐらいだったので30GBは私にとっては多すぎると感じてました。

そして、月額料金が大幅に少なくなるのであれば、格安モバイルでもいいかな、と思って乗り換えました。格安モバイルにはいろいろとありますが、私はiphoneでソフトバンクを利用していたので、同じキャリア系列のワイモバイル(Y!mobile)に乗り換えることにしました。

ただ、乗り換えるにあたっては、やはり心配な点がいくつかありました。そのため、ネットで調べたり、店員の方にお聞きしながら乗り換えても大丈夫かどうか、あれやこれやと検討してきました。結果として、乗り換えることにしたのですが、その過程で知り得たことをここでお伝えしたいと思います。

・キャリアはソフトバンクからワイモバイルに乗り換える。
・使っているiphone SEをそのまま利用する。
・データ量は30GBから15GBのプランに減量する。

乗り換えを検討し始めた時に気になる2つのこと

乗り換えを検討し始めた時に気になっていたのは、次の2点でした。
◆料金はどのくらい安くなるのか。
通常の月額料金も気になるところでしたが、家族全員がソフトバンクをキャリアとして利用していたので家族割がなくなってかえって割高にならないか、という点も気になってました。

◆電波がつながりにくくならないか。
私の知り合いの方が格安モバイルに乗り換えたところ、街中でもつながりにくい場所があって不便を感じている、ということを聞いたことがありました。その方はワイモバイルではなく別のモバイルに乗り換えた人だったのですが、そういう話を聞くとワイモバイルは大丈夫なのかな、と心配でした。

さらに知っておきたい4つのポイント

最初は、これら2つくらいしか思い当たらなかったのですが、ネットで調べたり、店員の方に尋ねたりしていると他にも以下のような点も事前にチェックしておく必要があることがわかってきました。

◆ソフトバンクのキャリアメール(**@i.softbank.jp)を継続して利用するには、年間料金が必要になる。

◆iphone利用者の場合、AppleCareサービスが終了してしまう。

◆PayPayを利用する際、ソフトバンクユーザー限定の還元率や対象商品を利用できなくなる。

◆ワイモバイルを扱っているショップ数が少ないので、近所に見当たらない場合がある。

私の場合は、結果としてこれらの心配ごとをすべて納得することができたので、乗り換えることにしましたが、これらについてもう少し詳しくお伝えしたいと思います。ここでお伝えする内容はあくまでも私個人のケースですので、必ずしもすべての人に当てはまるというわけではありません。この点は予めご了承ください。

知っておきたい6つのポイント

(1)料金はどのくらい安くなるのか

ワイモバイルのプランはデータ通信容量により異なりますので、どのプランを選ぶかによって毎月の料金は変わってきます。私は毎月10GB程度しか使わないのでシンプルMプラン(15GB)を選びました。また、通話はソフトバンクを利用していた際と同じように通話時間・回数制限のないかけ放題にしました。

また、ソフトバンクの場合には家族の人数によって割引が大きくなりますので、家族の人数が多い場合には家族割についても考慮する必要が生じます。私の場合は家族3人で諸事情により、そのうち2人だけワイモバイルに乗り換えました。

ワイモバイルの場合には、2人目から家族割が適用されるため、一人目の私は家族割が適用されていないのですが、「おうち割 光セット」の割引が適用されています。

具体的な料金比較は、後述の「乗り換え前後の料金比較」をご覧ください。

(2)電波がつながりにくくならないか

ワイモバイルが利用している通話ネットワークはソフトバンクと同じ回線を利用しているということなので、つながりやすさはソフトバンクと同じだということがわかりました。私はソフトバンクユーザでしたが、普段の生活の中でつながりにくいと感じたことはなかったので、この話を聞いて全く気にする必要はなくなりました。

また、ソフトバンクWi-Fiスポットを無料で使うことができますので、Wi-Fi環境においてもソフトバンクを使っていた頃と何ら変わりはありません。

(3)ソフトバンクのキャリアメール(@i.softbank.jp)を継続して利用するには年間料金が必要になる

このキャリアメールを引き続き利用した場合には、1メールアドレスごとに3,300円の
年間料金が必要だということを聞きました。私の場合、ソフトバンクのキャリアメール(@i.softbank.jp)をあえて使うことはしていないので利用できなくなっても影響はないはずと思いつつ、iphoneのメールアプリで@i.softbank.jpの受信メールを確認してみました。

そうすると、ソフトバンクやその関連ショップからのお知らせに交じって楽天カードからのメールが届いていることに気がつきました。その昔、楽天カードの発行手続きをする際にキャリアメールの登録を促され、その時にソフトバンクのキャリアメールを登録したことを思い出しました。

今回、楽天カードのサイトにログインして、メールアドレスを変更し、ソフトバンクのキャリアメール(@isoftbank.jp)は使わないようにしました。
これで、ソフトバンクのキャリアメールは全く必要がなくなりました。

(4)iphone利用者の場合、AppleCareサービスが終了してしまう

iphoneユーザのほとんどは修理や部品交換に備えてApple Careサービスに加入しているのではないでしょうか。同系列のソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えであっても、Apple Careは解約されてしまいますので要注意です。

ただし、ワイモバイルでは持込端末保障 with AppleCareというサービスが提供開始(2022年1月)されましたので、こちらに加入すればよいことになります。

(5)PayPay利用時にソフトバンクユーザー限定の還元率や対象商品を利用できなくなる

PayPayでは様々なクーポンやポイント還元に関わるサービスを行っています。特にソフトバンクユーザーだけに向けたクーポンはたくさんあります。身近にあるお店などでいくつも利用してましたので、使えなくなるのは気になるところでした。

そこで、ここ最近どの程度このクーポンやポイント還元サービスを利用したかな、と調べてみました。乗り換えによって減額する料金に比べると微々たるものだということが分かり、このサービスは使えなくなっても大丈夫、ということになりました。

(6)ワイモバイルを扱っているショップ数が少ないので、近所に見当たらない場合がある

ワイモバイルを扱っているショップ数はかなり少ないようですので、ショップの店員さんに相談したい時には近くにショップがないと不便です。

ただ、多くの設定変更や手続きについてはネット上でできますので、ショップに行かなくても大丈夫という人にとってはあまり重要ではないと思います。私の場合には、たまたま近所のソフトバンクショップがワイモバイルも扱っていたので乗り換えもとてもスムーズにできました。

【乗り換え前後の料金比較】

【乗り換え前後の料金比較(月額)】

月額の差額は2,770円(税込)ですので、年間33,240円の減額となります。
実は、私は「あんしん保障パック AppleCare サービス」に加入していないので、さらに上表の950円がなくなり、月額4,620円(税込)、差額は3,817円(税込)となります。年間45,804円の減額です。

AppleCareサービスに加入していないと不安な面もあるかと思いますが、私はいつも手帳型のiphoneケースを使っているので落として画面が割れるリスクも少なく、バッテリーが故障するようなことがあれば新しいiphoneに切り替えてもいいかなとも思っているので加入しませんでした。もちろん、このあたりは考え方しだいですので、このサービスに加入するかどうかはご自身の判断でお願いします。

【最後に】

ここでご紹介したこと以外にも格安モバイルに乗り換える際の注意点はあるかと思いますが、私が気になっていた点についてはここでご紹介したとおりです。結果としてすべて納得できたので、思い切って乗り換えてみました。

今のところ困ったところはまったくなく、毎月の料金はずいぶんと安くなったので乗り換えて良かったと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?