自分を疑う
12月の投稿を再掲します。
"数字が過去更新だから注目する"というのでは、三度の波から学習できていないと思っています。問題の全容・構造に着目しましょう。
1.
フランスのなぞかけで、「ある池に毎日2倍に増える睡蓮があり、30日間で池を覆うことが見込まれる。池の管理人は池の半分まで広がったら対策を打つことにした。池の半分を覆うのは何日目か」というものがあります。皆さんは、池の半分になるのは何日目だと思いますか?
このなぞかけの答えは29日目です。倍増する睡蓮は、最後の1日だけで池の50%から100%までいっきに増加するのです。
《引用元》
★ 新型コロナウィルスについて考える(1)
指数関数的な成長と倍増期間
(チェンジ・エージェント、2020年4月)
https://www.change-agent.jp/news/archives/001285.html
2.
感染症拡大のメカニズムは、足し算・引き算で起こるのではなく、指数関数的な変化を示します。
なぜ日本は海外のように爆発的に増えていないのか?
米国の増え方と違うのか?
どうして今、想定外に一気に増えたのか?
そのような疑問を持つ方は、このメカニズムを理解されていないと言えます。
またこのメカニズムは、Amazonなどの企業が利益を生み出すビジネスモデルや、鬼滅の大ヒットを生み出した仕掛けのメカニズムにも共通するものがあります。
3.
まず、今起こっている変化をありのまま見つめましょう。
そしてなぜそうなっているのか、考えましょう。
考えてもわからなければ「考え方が違うのかも知れない」と、自分を疑いましょう。
ものごとを正しく見つめるためには
まず「自分を疑う」こと。
「ゼロベース」で考えることは
「イチ」から考えることとは違います。
経営層で一時流行っていた「アンラーニング」
というのは「それまで学んだものをいったん全て捨てる」
というやり方です。
これまでの考えや思い込みは、学んできた学習や所属する組織や企業風土、環境やメディアからの情報の影響によって形作られます。
これまでの自分の考えや思い込みは、ものごとを正しく見つめるためには、時には邪魔になることもあります。
それらをいったん脇に置き、目の前の問題に「自分も当事者」として向き合うことが求められています。
[2021.04.13投稿]いいね:58
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