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感染症のメカニズム

急激な感染者数の変化、過去最高更新のニュースに、予測できない、なんでこんなに増えるの?という印象を持つ方もおられると思います。しかし、感染症のメカニズムを知れば、変化の理由も頷けると思います。

以下、これまでも何度かコメントしてきた内容です。それほど難しい話ではなく、私のように大学課程を学んでいない人でも理解できる内容です。どなたかの参考になれば幸いです。


「横軸を時間にとって、どんどん増えていく傾向をグラフに書いてみよう」と言われたとき、おそらく大半の人が、右肩あがりの一直線のグラフを書くと思います。

しかし、身の回りの変化の傾向をみたとき、ツイートがバズる、口コミで人気が広まる傾向、ネズミ講の仕組みなど、雪だるまが転がるにつれどんどん大きくなるような、直線ではない傾向が多く存在します。

こうしたどんどん増える傾向は、予測不能なものではなく、そのメカニズムを考えると、時間と共に指数関数的に変化する構造であることが理解できます。なお、エッセンスを学ぶには、下記のサイトがおすすめです。

★新型コロナウィルスについて考える(1)指数関数的な成長と倍増期間(2020年4月、チェンジ・エージェント)


更に、もっと直感的にわかりやすいのが下記の動画です。
(知人にはこちらの方が反応よかったです)

★外出してる人に送りつけろ!感染爆発寸前の日本の現状を徹底解説!【せやろがいおじさん】


"飛沫感染は至近距離で会話をすれば感染リスクが高まる"という基本的なところを再認識し、何のために新しい生活様式を行うのか、自問自答が必要かと思います。



結局のところ、感染者数の増加が様々な問題を引き起こしています。問題が起きるのは少し時間が経ってから、ということが、事態を軽く見てしまう心理に繋がります。

こうした時間変化を意識した感染症対策に取り組んでいるのが、厚労省アドバイザリーボードや、政府の新型コロナウイルス対策分科会です。

あれこれと持論を考える前に、まずはこうした活動の資料に目を通すことが、事態を把握する手助けになると考えています。


[2020.11.18投稿]いいね:12


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