大脳が求める生殖の勝利

生殖行為が「コミュニケーションツール」となって久しい。それが、「ツールを使うか使わないか」の選択となり、「生殖の結果だけを求める」ようになった。

雌雄は、社会の一員として平等に接触することを求め、"生殖行為が社会にとって必然" という倫理から開放されることを優先する。

かつてはDNAが大脳を支配し、その大脳から発せられた行動はDNAが求める "本能" に由来していた。

だが、大脳優位の人間社会が当たり前の世の中になると、大脳が求める "個の連携" による知識・知能の拡大が "本能" を上回るようになる。DNAが導く生殖行為ではない。これらは「大脳の生殖」行為だと解釈している。

そして、インターネットの中で波のように "伝播する個" は打ち溶け合い、新たな波となって個(子)を作る。それが、本記事にある現象へとつながる。

私たちは、"篏合" することなく、情報が溶け合い物理としての結実を欲する。DNAの警告は打ち消されたまま、世代は引き継がれる。

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