人間と動物の違い

「欺く」。動物全般にある行為。それは、生き抜くために行う行為。
転じて、人間は「うそ」になる。人間は、過去を利用して生きている。だから、「うそ」が必要になる。つまり、過去を塗り替え逃げきろうとする。何万年も同じ。

逃げるは動物全般にある行為。まず、自身が生き延びること。つぎに遺伝子が同類のものを逃げさせる。転じて人間は、自身>家族>地域・族・組織>国家の順で同類を逃げさせる。

群れには「裁定するモノ」が存在している。群れの中で排他的で暴力的な行動をとるボスがいる。争い事象を鎮静化させるために戒めを配る役割だ。それは、直ちに行われる。

転じて、人間は「法」を創りそれを司る役割を担わせた。裁定し罪あらば拘束し戒めを課す。裁定には過去が必要。過去の証明の積み上げで罪を確定する。

動物と人間の違い。それは、過去から逃げ延びようとする行為。欺き逃げ延びさせようとする行為。一方、裁定するモノたちが戒めの配分を間違えれば、それが過去となる。

「逃げられない過去」だから欺こうとする。それが、人間なのだ。


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