日本人は「カンブリア爆発」を引き起こせるか

「対流」がキーワード。
成熟し安定すれば、温度差が無くなり運動エネルギーが低くなります。そして、全体が低温となり固形化していきます。
経済の重力作用により、上層部と下層部に分かれることでしょう。

ですが、温度差があれば、温度の低い物質は貧富の重力作用により沈降し、「地熱」により再び温まり運動エネルギーを得て、前回より高速に上昇していきます。ここに「対流」が生まれるのです。総じて運動エネルギーは高位にあり常に貧富が循環しています。

この構造・システムで大切なのは、上昇で「温度を冷やす装置」が効いていることです。一方、「地熱」とはなにか。
「地熱」は、欲望・願望、場合によっては、乾き・餓え・不満・怒り・自己否定のことなのかもしれません。”湧き上がる思い”のこと。
であれば、「冷える」とは、充足・安定、場合によっては、快楽・怠惰・自己肯定となるのでしょう。

つまり、成熟し安定し充足した日々を送ると、運動エネルギーが低くなり経済の重力作用により、沈降へ向かうということ。やがて「地熱」で温められ再び上昇しなければ、半永久的に固定化されることになるのです。

マグマのもととなる欲望や餓え乾きがなくなると、「地球の全球凍結」と等しい超低温時代を迎えることになります。超低温になると容易に氷は溶けださない。ただ、ひとたび溶融のエネルギーが発せられれば、その後の「カンブリア爆発」などの ”極大な進化” を生み出すこととなります。「大量絶滅」と「生物進化」も、おおきな「対流」と見做すことができます。

日本人は、成熟の下で欲望が湧かず固定化し超低温で静まりかえるのか。それは、世界でも類を見ない ”極大進化” の始まりなのでしょう。100年後のことかもしれませんが。


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