弱小野党と寝たきり地方

野党の皆さん、奮闘空しい国会運営。大変、お疲れ様です。ですが、なにか、ヘンと思いませんか?

数で不利な野党さんなのに、論点が国民からかけ離れている気がしてしょうがないのです。どこか、白々しい。本当に心の底から叫びたいことを、国会で取り上げている気がしない。

支持母体・組織から上がってきた論理をメディアで流しても、国民は振り向かない。まるで、聞きなれたCMのよう。ふっと立ち止まって、聞き入る論理ではない。

一方、地方は寝たきりで自力回復は、もう、無理でしょう。否、地方も千差万別です。そんじょそこらの大都市より将来性の見える地方もあるにはあります。ですが、それ以上に無気力・まねっこ病で床に臥せている地方が多く全体を引き下げています。

寝たきり地方が欲しいのは輸血。そう、大都市部の栄養豊かな血液(税金)です。自らエサを取りに行かずとも、当座、生き永らえる希望をつなぐモノ。与党は力で都市部の血液を自身の支持基盤に流し込む戦略です。

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だとするなら、野党さんは地方を自力で元気にする政治を目指せばいい。与党の力による血液分配ではなく、自然原理(豊かな都市から未来の地方への投資)で必要なところに血液が流れるようにすればいい。活力ある所に毛細血管が張り巡らされ、日本全体が生き生きとするビジョンを示すべき。支持母体や組織からかけ離れた行動指針になりますが、あえて国民に訴えかける。そうでなければ、自立しようとする寝たきり地方でさえ野党を見限ることになります。

都市も安堵し地方も自力・自立・自活を試みる元気な政治。与党ではできない野党の責任です。


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