近未来:売れなくなったガソリンは、高くなる?

のでしょうか。

兎にも角にも、ガソリンが必要とされなくなりますね。その時、値段はどうなるのでしょう。小売りは商品をガソリンから、充電・電力や水素などに切り替えてあたらしい収益源とするのでしょうが、同時に古い車への対応として、ガソリン供給を止めるわけにもいきません。

先細りのガソリンを値上げをしておいて利益を確保し、新しい商品の販売促進・利用普及に向けるか、顧客を増やすためにガソリンを赤字覚悟で安くして来店を促し新商品への乗り換えサービスに力を注ぐのか。

環境規制をつよめる国にとっては、「ガソリンの値上げ」の方がうれしいのかもしれませんね。ガソリンが高くて利用価値が下がってくれば、環境に配慮した動力と原料に消費が移っていきますし、ガソリン税の税収も上がるかもしれません。

一方、顧客を増やしたい小売りにとっては、即戦力で集客力となるガソリンを利用しない手はない。卵やティッシュペーパーよろしく、ガンガン安売り競争をすることが流行るかもしれません。

消費者はどうか。新しい環境に配慮した動力や原料が高止まりすれば、ガソリンを必要とする動力を手放せません。安くなければ利用しづらいのです。だとすれば、ガンガン安売りをするガソリンを消費することになるのかもしれません。

こうなると、顧客は来店するがあたらしい商品に手を出してくれない消費に小売りはあたまを悩ませることになるでしょう。国はガソリン税を高くし、環境配慮の動力と原料を安くする政策に税収を回すでしょうから、小売りはますます難しい経営を迫られます。

こんな状況にならないためには、環境に配慮した動力や原料を早い段階で、消費者が利用しやすい価格帯やサービス形態にしなければならないでしょう。安いガソリン消費が蔓延すれば、本末転倒となってしまいます。

今、その投資が必要なのかもしれません。



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