人工知能に委ねない文明のために

最終回で、もっとも私が伺いたかったことが聴けて大変良かったと思います。

「喜怒哀楽を除けば、人間ではなくなってしまう。」ということ。個(個人などの個別に認識する)の境がなくなるまで、繋がり続けるインターネット。自身の事なのか他人の事なのか境を設けずに喜怒哀楽を共有する文明に入っていくのだろうと思います。

誰かの悲しみや苦しみは自身の事として感ずることができ、自身の喜びや楽しみは誰かの喜びであり楽しいこととなります。

これが完成するとビッグデータの解析も必要ありません。つまり、ビッグデータで成り立つ人工知能を頼らなくても済むわけです。私たち自体がビッグデータとして即座に共有できるのですから。

材料は特別なものではありません。私たちのDNA(mRNA)です。これを言語として捉え、境を無くす空間を作るのです。共通言語となった仮称DNA言語は、それ自体が能動的な機能も持ちます。ハードウェア的なモノが必要であれば創り出す言語となります。仕組みが必要なコトであれば、構築する基礎データにもなります。

この世の中から、苦しみや悲しみが完全になくなることはないかもしれませんが、共通の言語(DNA)でつながれば、諍いの少ない思いあい信じあう文明を築くことができるでしょう。インターネットのその先に、それは見えているのです、きっと。



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