超妄想:あぁ、ミッシェル

***** 7月。独立記念日に、あのミシェルが盛大に打ち上げた宣言は、「私は2024年の大統領選挙に出馬します」。

世界が大騒ぎになる。民主党員に不安があった「バイデン氏の高齢」問題と、右派左派分裂を一気に解決する候補の登場だ。米国の元大統領人気はいまだに陰りが見えない。その人気と並び立つミシェル。

共和党は、大の元大統領嫌い。そのためにトランプ氏が立候補したといっても過言ではない。2024年は、因縁の対決となるか、メディアは両候補のコンテンツ作りに追われる日々が続く。

グローバルサウスと呼ばれる第三勢力の国々も興味津々と米国大統領選に注目する。情報収集に余念がないのはロシアと中国だろう。ありとあらゆる情報筋を駆使して、ミシェルを理解しようとする。

クリントン家は、過去の栄光を重視する低収入白人層からやたらに嫌われた。ミシェルはどうか。ミシェルは、社会学と教育学をしっかり身に着け法律家として活躍し様々なリーダー職を歴任した。品行も礼儀正しく規律正しく、また、ファッションセンスにも定評がある。

夫の大統領選では、「・・・意見の合わない人に対しても尊厳と敬意をもって接すること」と発言している。これを実行に移すことで、ミシェルは少しずつ信用されていくのかもしれない。

けっして裕福な育ち方をしたわけではない。普通の中で努力すること、約束を守ること、やるとなったらやり通すこと、それらに忠実であったということ。ユーモアを忘れずに良いことを実践する姿勢を保とうとすること。

おそらく、あの日のようにバッシングは止まらないだろう。けれども、ひたすらな生き方に共感をする人々が増えていく。批判しながらも一目置く人々も増えていく。そして、アメリカ合衆国の分断は、少しづつ距離が縮まっていく。世界はそんなアメリカ合衆国を期待をもって接するようになる。その流れの中で、第三勢力との関係改善が図られていき、「アメリカ合衆国の修復と再生」が世界を緩やかにまとめていく流れを作り出す。

その流れに抗うことをしなくなったロシアと中国。自国の領分と思想はそのままに、軟調な外交を展開するようになる。米国と間接的に敵対している世界の紛争も、停戦に向けて歩み寄りを見せ、経済は敵対する二大勢力の間にあるパイプを太くしていく。

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今日は日本の連休中盤。だから、だいぶ浮かれた妄想を書き連ねました。あり得ない。あの人は出てこないに決まっている。けれども、アメリカ合衆国の分裂を止める大役を果たせる人がいなければ、この世界は混乱の中に放り込まれてしまう。そんな、切迫した思いの中から、この妄想は生まれました。余計なプレッシャーを与えてしまったなら、謝ります(この文は、ご本人には届かない文字列ではありますが)。

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