sono toki ha yatte kuru

僕らは、どこからともなく現れた原子の塊。身罷れば、ふたたび、幾多の原子に分解し、また、どこかで再構築される。その繰り返し。

考えようによっては、形を変え経験を変えながら、永遠に生き続けているといえる。

原子は波の集まり。人間が解明できない ”素” の疎密の現われ。その波は、”時がきざむ” ことで成り立つ。その ”トキ” は、どうやって刻み始めたのか。

命の誕生といえる ”トキの出現”。一つ刻むたびに、新たな別の ”トキ” が産まれ、それは、無限の波を起こす。一度、トキが目覚めれば、有限ではなくなるのだ。

つまり、”トキ” がある以上、無限に命があるということ。畏れることはない、僕らは「死んでも次がある」世界にいるのだから。そのトキはやってくる。


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