想定外を想定する、博打ではない

感染症の拡大で経済に影響が出始めています。感染症はやがて落ち着くでしょう。来年、感染症拡大を予想した対策をこれから練らなければなりますまい。

想定外の大統領が ”想定外の好景気をもたらし” 想定内の弾劾無罪を勝ち取る。来年は、想定内の不安定政策で ”ゆさぶられる世界” を想定して、振り落とされない政治になるよう今から練り込まなければなりますまい。

日本の冬はだんだん暖かくなっています。想定通り。今年の夏はいままでに経験したことのない ”超過密水蒸気帯” の塊が日本に上陸してくると想定できます。その影響による ”想定外の異常気象” を念頭に国の予算を組み立て、避難政策を滞りなく進める必要があります。

その異常気象のなかで行われる「気象大荒れのパラリンピック・オリンピック」を想定して、中止が相次ぐ場合にはなにをどうすべきかシミュレーションを5月までに終えて、いつでも稼働できるように6月には待機する体制が必要です。

老朽化したインフラがいつ崩壊するかもしれません。想定内の事として、”落石注意” 的警告をきちんと配置する必要があります。その上で、緊急性の高い事案から緊急処置を速やかに施さなければなりません。

過疎と過密から引き起こされる社会現象。貧富の格差。不満の蓄積。既得権による社会の硬直化・・・・。諸々、すべて想定内。それに対処する対策も優先順位を決めて打てるものばかり。つまり、博打ではない。

動けるところから動いていかなければと思うのです。ぐずぐずしていれば、想定外の事が起こる。”対処できない賭け” で負けることになります。

劇場化が進む米政治の先行きが心配だ(日経新聞)

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