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高卒フロントエンドエンジニアが約5年務めたWEB制作会社を辞めて1年経った感想

自己紹介

はじめまして、KGと申します。私はとあるWEB制作会社でフロントエンドエンジニアとして約5年ほど勤務した後、2020年5月にWEB系受託開発企業へ転職しました。私にとっては転職も初めての経験でしたし、さらにコロナ過という社会情勢も重なって中々に落ち着かない日々でした。今回は節目として、この一年を少し振り返ってみようと思います。

フリーターを経て職業訓練校に入校しWEB業界へ

本題に入る前に、まずは私がWEB業界へ足を踏み入れることになった経緯を簡単にご説明しようと思います。私は大学を出ておらず、美術系の専門学校を中退した後は約6年間フリーター生活を送っていました。

そして25歳のときに、手に職を付けたいと思い立った私は、アルバイトを辞めて就職活動を始めることにしました。

しかし、学歴も資格も持ち合わせていない私にすぐ働き口が見つかるはずもなく、最終的にはハローワークからの勧めで失業保険を貰いながら職業訓練学校に通うことにしました。

この職業訓練で初めてWEB技術に触れ、HTML,CSS,JavaScriptといったフロントエンドの言語を学びました。そして、企業実習先として前職のWEB制作会社にお世話になり、縁あってそのまま入社しました。これが、私がWEB業界に入った流れです。

WEB制作会社での5年間

前職の制作会社は業界未経験者のスタッフが多く、半数ほどが私と同じ職業訓練の出身者でした。従業員数も当時10~20名程度で、今思うと職場環境はかなりレガシーでした。静的なHTMLサイトをレンタルサーバーに手動FTPアップロードしていたり、WordPressをカスタマイズしてコーポレートサイトを納品するような類の仕事がほとんどでした。

また、代表がかなりの曲者で、パワハラ気質の持ち主だったので未経験者を低賃金で雇っては、成果(売上)を出せていないのを理由に自己都合退職に追いやるのを常套手段にしていました。
ただ従業員同士は仲が良く、飲み会やらイベントも盛んで(だいたい会社の愚痴で盛り上がる)居心地は悪くありませんでした。

とは言うものの、ただでさえ変化の速い業界なので、このままレガシーな環境で仕事を続けても将来性がないのは明白でしたので、仕事を続けながら転職活動を開始しました。
タイミングとしては遅すぎた感もありましたが、この会社では今の妻とも出会えましたし、未経験から入社して最後にはエンジニアをリードする立場になっていたので、ここでやれる事はやりきったという感覚でした。

WEB系受託開発企業に転職して1年

Wantedlyと転職エージェントを活用して、業務終了後に面接を受ける生活を約2ヵ月続けたのち、なんとか今の会社から内定をいただきました。ちょうどコロナが猛威を振るいだした時期でしたので、非常にラッキーだったと思います。

転職先の会社も従業員100名未満のベンチャーでしたが、これまでと違いクラウド技術を積極的に取り入れてた開発案件を手掛けており、受託とは言え、有名企業のプライム案件が多く、私にとっては経験のない規模の案件ばかりで不安でした。

さらに、その中でも最も大規模な開発案件にアサインされ、使用する技術も初めて触れるものだったので初めは全くついていけませんでした。プロジェクトを取り巻く環境としては、まずチーム規模が20名ほど。大規模スクラム開発のLeSSを採用しており、聞きなれないロールやイベント(各種MTG)が多く、私自身そもそもチーム開発の経験がなかったので理解するのが大変でした。

また、コミュニケーション面も、元々人見知り+フルリモートという環境も相まってチームに馴染めずかなりストレスを抱えていました。(メンバーは良い方々ばかりです)開発チームのほとんどが社外パートナーというのもあり、半年後にはプロパー社員としてチームリーダーのような動きが求められたのも非常にプレッシャーでした。

約1年が経ちましたが、今現在もスキル不足を痛感する毎日で気が抜けません。大規模案件という事もあり、クライアントの要求レベルが高く、体調不良でプロジェクトから離脱される方も何人かいらっしゃいました。私自身も潰れてしまわないか心配な状況です。

今後の目標とか

まずは今のプロジェクトのローンチに向けて最善を尽くすことになりますが、長期的にはテックリードとして各方面に技術的な支援ができるエンジニアを目指していきたいと考えています。
そのためには、フロントエンド技術だけでなく、バックエンドやクラウドインフラ、アーキテクト設計やスクラムの知識などなど課題が山積みです。

とは言え私も30代半ばに差し掛かり、健康面や体力も気になる今日この頃。無理しすぎず、まずは目の前の仕事にしっかり向き合い、少しずつ今後の方向性を見極めていきたいと思います。

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