SCMの概要

目的:
サプライチェーンマネジメントの大枠を掴み、今後個に入った検討をする上での基礎とする

起業活動の全体像

  • 経営戦略 → 営業・マーケ → 企画 → 開発 → 生産・調達・物流 → 販売 → サービス

バリューチェーンは2つの掛け算

  • サプライチェーン:横軸
    製販計画 → 調達 → 物流 → 生産 → 物流 → 販売

  • エンジニアリングチェーン:縦軸
    研究開発 → 商品企画 → 設計 → 生産準備 → 生産 → 保守・アフターサービス

他社を巻き込むサプライチェーン
→改革は容易でない

  • 二次サプライヤー(例:素材) ⇄ 1次 ⇄ メーカー(例:海外メーカー) ⇄ (商社) ⇄ 販社(製品開発) ⇄ 小売(例:アパレル製造小売) ⇄ 消費者

検討におけるフレームワークの例

  1. バリューチェーン
    例)余剰在庫の解消

  2. SCM階層
    △ピラミッド
    上から、戦略レイヤー(どういう製品を作って届けるか)、業務プロセスなど

  3. ライフサイクル
    例)実際の需要 ー 小売りからの発注 ー 製造 の3点がなるべく近くなるように

  4. SCMタイプ
    量産・中量産・受注生産

基幹業務
…販売管理、生産管理、会計、人事など全ての企業活動の中心(ERP…基幹システム)

  1. 販売管理

    • EDI…共通フォーマットでのデータ連携(販売代理店など取引が多い客)

    • 顧客管理/案件管理(CRM):SFA
      →どんな客?キーマンは誰?

      受注→出荷(ERP)

    • 本社
      ↪︎購買部   ー受注先
      ↪︎生産管理部 ー請求先
       ↪︎各工場 ー出荷先

    • 輸出管理
      以下を用いて両国の銀行を挟み取引する
      B/L(Bill of Loading)…船荷証券
      L/C(Letter of Credit)…信用状

    • 売上計上基準(計上タイミングは重要!)
      →計上された時点で商品の所有権が自社から得意先へ
      ・出荷基準
      ・納品基準
      ・役務提供完了基準

    • 仕掛りデータ(作成途中)の移行は注意!
      ・受注残データ
       旧  |  新
      受注登録→出荷登録

      ・返品受注
       旧  |  新
      受→請求|  返品
      ・返品を見越して数ヶ月分の受注データの移行
      ・移行せず新での対応方法を事前に決定

  2. 購買管理

    • 仕入れ

    • 輸送効率の向上検討(エアー便or船便)

  3. 在庫管理

    • 入庫/出庫、棚卸し

    • 在庫の評価方法の検討

    • どこまで在庫管理するか(品目、数量、棚版、ロット?)

    • 緊急出荷、イレギュラーな返品の検討

  4. 生産管理

    • 受注生産などのタイプ

    • マスタデータのクレンジング

    • 生産計画
      BOM登録 → 作業手順登録 → MRP実行 → 購買依頼登録 → 製造指図登録

概要を把握したので今後は各プロセスでの詳細な検討事項の洗い出しを行う

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