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私にとってのゴミゼロ

 6月29日渋谷のヒカリエ8階でカフェゼミが行われた。530(ゴミゼロ)活動を行っている中村元気さんが「環境問題の素人が集い、ごみを出さない心地の良い暮らしについて語ろう」というテーマに基づいてお話をしてくれた。

 中村さんは私たちに「ゴミってなに?」という問いを投げかけた。私はその問いにぱっと答えを見つけることができなかった。その後グループで意見交換をしたときに社会人の方が「ゴミとはその人にとって価値がなくなったもの。価値観は人それぞれだからカップ一つでもなにかキャラクターが書いてあれば誰かにとってはゴミじゃなくなる。古着屋は価値観の違う人を結び付けてごみを服に変える仲介の役割をしているんじゃないかな。」といった。そういう風に考えると私が古着屋で服を買ったことも、ごみを服に変えるという立派なごみを減らす行動になっているのかなと思った。

 私は今までごみを減らす活動をしている人たちを「意識高い系」だと思ってみていた。そういう活動に自分も参加するのはちょっとレベルが高くて行動を起こせないでいたけど、それはもっと手軽で楽しいものでいいと気付いた。その日から私は毎日水筒を持ち歩いている。減ったゴミの量で考えたらわずかな差かもしれないが私は今日もちょっといい気分で水筒の水を飲む。


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