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ねこむらからサエさんへ 12/21 Hokuto no Ken

あと今年も10日で終わってしまう…ということを唐突に突きつけられた日々です。
…でも……ODYSSEYまであと3週間切った…!
年が明けるのが楽しみで仕方ないですーー!

「プロミセス、プロミセス」、感想ありがとうございました!私までまるで観てきたかのような臨場感に包まれました。
…ブロードウェイ…版権… = 映像化されなかった20世紀号…心の中の「20世紀号に乗って」亡霊がまた湧き出てきます。(これ一生言ってそう)

感想の中では特に、留依蒔世!が超絶気になりましたよ。(プロフ写真もかっこいいね)
愛海ひかるさんの代役っていう情報も恥ずかしながら知らなかったのですが、重要な役を2役もやるとは…さすがですね。ダンスも上手で歌ウマなジェンヌさんという認識でしたが、コメディセンスまであるとは。
そういえば、私がキキちゃんを初認識した、花組での「Ernest in Love」でも、キキちゃんのコメディセンス(かつ舞台度胸)に脱帽したのを覚えているので、別箱作品ってこういうところがいいよなぁと思う次第です。
もう少し多めに、こういう機会があればいいのにな。

"キキそら"も"そら峰里"ももっと観ていたかったよ、とも思うのですが、そうそう時間(とき)は待ってくれず。
素敵な作品が完了したという実績は消えることはないので、また新しい作品を、その配役を、楽しみにしています!

ところで。
私は雪組のシティー・ハンター(以下CH)に続き、北斗の拳ミュージカルを観てきました。(CHも北斗の拳もアニメ世代ゆえの)
なぜ!今時!立て続けにこんな古い漫画やアニメのミュージカルを?とも思うのですが、それだけ世代間で知名度が高く、人気が続いているということでしょうね。(あと、演目決める偉い人が同年代だ…とかもきっとあるでしょうけれど。←考えたくない事実)

この作品のターゲットユーザは日本ではなくまず中国(いずれ世界)だと思っているのですが(なんにしろ題名が「フィスト・オブ・ノーススター」だし)、それゆえ単純にCHとは比較できないことはあるにしろ、CHとは違って自分と解釈違いなところが多かったなぁという感想です。
重要ポイントと思っているところがフィーチャーされないなあと残念に思うのと、1幕はその諸々な演出に慣れていないので笑いを堪えるのも大変でした。いや、笑っていいらしいのですが。

2幕入る前に気づきましたが、中国に持っていく作品なので、セリも盆も使えないんですね。まあその代わり(ネタバレぎりぎりですが)フライングは多発しています。ですので、作品の規模に対してそういう意味の派手さがなく、「演劇的な想像力を大いに刺激する演出」(引用 https://spice.eplus.jp/articles/296334 の最後の方の表現です。この表現すごい、私には嫌味に聞こえるけれど)もあり、出演者とワイルドホーンという「ミューファンの鉄板な期待」の範囲内に終始しているかなあと思います。
つまんなかったという訳ではなく、これはワイルドホーンや出演者にピンとくるなら観て損はないのでは?というおすすめの仕方です。

ザコの死に様は見事ですので、拍手を入れるとよいみたい。(客席参加型?)

キャスト別感想です。(敬称略)

ケンシロウ役:大貫勇輔
ケンシロウといえば、足を高くあげてのキックが有名ですが、その素晴らしい身体能力、ケンシロウはやはり大貫君以外にはできないのでは…と思わせるハマり役でした!
ただ、王家の紋章の時はさほど気にならなかったお歌が厳しくて、そこは残念だったかもしれません。

ユリア役:May'n
アニソン界で有名なMay'nさん、お名前は聞いたことがあったのですが、今回初めて舞台で拝見しました。
ユリアの白いドレスがとてもお似合いで(ウエスト細!)、その強さと儚さのバランスが漫画のユリアのイメージにピッタリ。

トキ役:加藤和樹
トキは……有情拳のこともっと説明してほしかったー!(これは和樹君のせいではないです)。大事なことなんです。
1幕はちょこっとですが、2幕のラオウとのエピソードからのトキの戦いが恰好良くて、やはり和樹君の良さばかりが出ている役です。
確か…トキとレイのデュエットあったかしら(…忘れちゃったけれど…)それが良かったです。

シン役:上田堪大
初めましてでしたが、口跡が良くてもちろん声も良いので、とても目立っていました!綺麗な男の人!
で、ラオウの配下としてダンスを踊るシーンがあるのですが、そのダンスが浦井君に似ていたと思うので、求ム:実際観た時の感想。

レイ役:上原理生
上原くんのお芝居の加減がこの舞台に合っていて、個人的にbest of 上原理生の役でした!ジャベールよりも好きかも。
歌以上に体を動かすところが多くて大変かと思いますが、慣れていくといいなー。あと、レイが操る南斗水鳥拳はとても美しい拳と言われています。

ジュウザ 役:伊礼彼方
ジュウザは北斗の拳の中で一番好きです~。で、舞台のジュウザもものすごく魅力的です。2幕冒頭の森のヴィーナス(ヴィーナスの森かもしれない)の曲は売ってくれ!と言いたいぐらいの良い曲!
かつ、レイとジュウザの2役役替わりにした配役は正解ですね。
ジュウザ とラオウとの戦いシーンの再現度が高い。ほんと漫画でああいうシーンがあるんですよ。

ラオウ役:宮尾俊太郎
ラオウのキャストだけなかなか出てこなかったので、ラオウはプロジェクションマッピングかも?黒王号から降りてこないかも?と噂が広がってましたが、ラオウもちゃんと人間が演じましたね。
色んな意味で、なかなか大変なお役だなと思いました。
そして、黒王号ちゃんもダンスするのが可愛い。



しかしなんで題名を「フィスト・オブ・ノーススター」にしちゃうんだろうか…。「Hokuto no Ken」でいいと思うんだけどな。
海外では、日本の漫画は日本の題名で覚えられていると思うんですよね。

とりあえず、配信決定おめでとうございます!!

ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』ライブ配信(アーカイブ付)
■昼チーム 12月28日(火)13:00 
(ユリア:平原綾香、トキ:加藤和樹、シン:上田堪大、レイ:上原理生、ジュウザ:伊礼彼方、ラオウ:宮尾俊太郎、リン:近藤 華)
■夜チーム 12月28日(火)18:00 
(ユリア:May’n、トキ:小野田龍之介、シン:植原卓也、レイ:伊礼彼方、ジュウザ:上原理生、ラオウ:福井晶一、リン:山﨑玲奈)

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