あのなつ 1

去年の夏、念願の甲子園(それも決勝だ)を観にひとりで大阪に行ったときのこと書くね。今年は甲子園中止になっちゃったけど、交流試合をすることになったので、そのことをかんがえていたら去年のこと思い出しちゃってさ。

プロ野球はあんまり興味ないんだけど、甲子園の中継を見るのが昔からすきで。なんだろう、じぶんが野球をやっていたときの感覚なのかな、そういうものが思い出されて、「野球って楽しいよね」って思いながら見れるのが高校野球なんだ。小学生のリーグなんかも観れる機会があったら観る。プロはなんだろう、あの洗練された感じ‥?がなんとなくとっつきにくいのかもしれない。見たら見たで面白いんだけどね。

いつだかの熱闘甲子園で紹介されてた智弁和歌山。それがどんな内容だったかも今じゃ思い出せないんだけど、とにかくそのときからわたしは智弁和歌山のファンで、理由も忘れて毎年智弁和歌山を応援しているのだけど、去年ふと「甲子園球場に観に行こう」って思い立った。

うちの会社じゃ有給はひと月前に申請しなきゃならなくて、そのときには智弁和歌山がいつ試合するかなんて分からないわけ。だから勝ち残ることを願って決勝の日に有給を取った。残念ながら星稜に負けてしまって決勝まで進むことはできなかったのだけどね。

前売りチケットの争奪戦(ネット販売)に敗れたので現地で入手することを余儀なくされたわけだけど、それが調べれば調べるほど何もかもが分からないのである。どこに並ぶか、何時から並ぶか。過去のデータはあれど、それを判断する材料がまずない。

前日に大阪に着いて、その日は1日観光と気分のままふらふらとした。観光らしい観光はあまりすきじゃないというか興味がないんだけど、とりあえず道頓堀でたこ焼きとビールはキメて 気になってた雑貨屋見て宿にチェックインして宿で自転車借りて銭湯行って帰りになんかバーみたいなとこで夕飯した。

その間もチケットのことぼんやりかんがえてて、Twitterで今どれくらい並んでるかとか検索してね。それで予感したのは、「始発じゃ間に合わない」だった。

そう、その日までは始発でなんとかなるでしょ。って思ってた。でもなんか、やばいとおもった。最悪のパターンが頭を過ぎる。「有給取って大阪まで来て甲子園観れなかった」そんなのやだ!!!チケット取れなかったら、中継居酒屋でも行こうとおもってたけど。

それで夜中の4時にタクシーを呼んで甲子園球場に行くことにした。タクシーもすぐ手配できるとおもってたけどそんな時間に動いてるところ自体少なくて5.6件かけたんだっけ。あのときは流石にあせった。下調べ不足だった‥とじぶんを呪った。

やっと捕まえたタクシーに乗り込んで、その数分後、宿が貸し出しているクロックスのままだということに気づく。‥もう引き返せない。そのまま行った。

なんかすごく長くなったからふたつに分けるね。

ふう。




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