装釘のすばらしい書物08

「ちゃぶ台 vol.3 教育×地元号」
ミシマ社 2017・11・3発行

コーデックス装
最近よく見かけるようになった製本方式。

「糸綴の背中をそのまま見えるように本を仕立てる仮製本様式で糸綴並製本ともいいます。~最近ではバックレス製本などとも一部で呼ばれています。」(渡邉製本株式会社HPより)
コーデックスとは、それまで巻物のかたちであった本であったもの(今でも一巻二巻と言うのはその名残)が、紀元一桁代から、紙を重ねて合わせて綴じる冊子となった。これをコーデックス、コデックスという。ので、そのあたりから命名されたのかもしれません。
余談ですが、そのむかし、写本を作成するため、何人かの担当者によって写しを取るのだが、その際、元のほんとなる1冊の本をバラバラにして手分けして分業することが多かったそうです。
糸で綴じてあったかは別として、その分冊(ペシア)はこんな感じであったのだろかと思う次第です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?