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カグラバチ 8話感想

先週カグラバチ1~7話までの感想を書いたのですが、せっかくなのでできるだけ毎週書こうかなと思います。

タイトルに偽りなし

まず初めに目に飛び込んだのがこれ


正直初見「無理無理お前にそんな引きないで」と大丈夫かなと心配がありましたが、数ページ後その心配は杞憂だったとわかります。

柴さんからの言葉で更生し、新たな道を歩もうとします。しかし妖刀携えた双城直々に母殺しを伝えられたと同時に自分と姉を始末されます。

ここで辛いのがただ二人殺されるだけでなく、(無意識ですが生きていた)姉もろとも殺す一殺が悲しいくらいすかされている。


姉さんはいいひとやったのでなかなかここは後味が悪い

だからと言って別にダルマ自身の好感度は少なくとも自分のなかでは変わらないですね。
双城も言ってますが本来の敵の一言であっさり裏社会を抜けようとしたり、裏社会に入った時点で家族と完全に縁を切り切れてなかったり、文字通り貫ききれないその中途半端さが今回の末路につながっているのはすごい納得感があります。

この一連の中でこの作品世界のシビアさ、敵である双城の哲学、その双城によって引き起こされる悲劇が描かれていて、これが今回8話が好評だった大きな要因かなと思います。

ダルマはただの1モブから作品を振り返るときの1つの契機となるキャラに昇華されたなと思いました。

ちゃんと刺さっている人には刺さっている(ちょっといじってるのは入ってる)のが見れて個人的うれしかったですね。

ミームができるのは作品が飛躍するうえで重要視しすぎるのは事故りますけど大事な要素かも。

そういうことで8話のタイトルは紛れもなく『円 法作 ~俺は変わるんだ~』

でも一発目のセンターカラーに好感度そんな高くないモブの名前を持ってくるのは異常
(凡人は『刳雲(現在双城が持っている妖刀)』とかにしちゃうでしょ)


双城を過不足なく表現

今回の話で語るべきはもちろんチヒロの父が作った妖刀の1つ「刳雲」を所有する双城でしょう。

ダルマのエピソードで裏社会の人間として通してる哲学、残虐性が描かれています。

ダルマのエピソードの他に、双城の「悪」の描写があります。


う~ん、これは悪役

殺した奴に興味がない。人の命を軽視する発言。これは紛れもなく悪党。いいかえればチヒロが”ヤる”べき相手に相応の価値観を持ってるのがこの2コマではっきりしますね。


描写の所々で双城が持っている妖刀の能力がわかる部分があります。

刀から雲のようなものが常時出ているのは予想の範疇ですが、画像のように相手を一時的に凍らせることができるっぽいですね。

おそらく雲から発展して天気に関連する妖術を使うことができるのではと私だけでなくいろんな人が考察してます。

そしてみんなの印象に残っているのがこのシーン


トラウマを見せる妖術で1コマだけ移る大量虐殺のシーン

個人的にはこの死体は双城自身が妖術で人殺してしまった(おそらく初めて)シーンかなと思います。
家族とかと考えるにはちょっと不自然なのでね。

先ほどの「一生ある物事を貫け」といった部分にかかっている気がしてて。

この自分で大量の人を殺したことがきっかけである種双城自身もう全うに生きることができなくなってしまった契機があの場面なのかなと思います。

本人が今その出来事がどれほど悲観しているのかはわかりませんが、少なくとも「なければよかったのに」という思いがあるのかもしれないのかなと。

ここはちょっぴり妄想ですね。全然身内の仲間が殺されたとかもしれませんし。

今後について

9話はおそらくチヒロVS双城ですが、メタ的に勝ちはしないでしょうね。
良くて柴さんなどが乱入して双城一時撤退。最悪だとチヒロの刀かシャルが奪われてしまうとかあるかも(いやだな)

しかしこの9話のバトルが良いものならカグラバチはより「成る」ことは確実なので非常に楽しみです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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