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約5年ぶりの干潟観察!神奈川県江奈湾干潟に行ってきた
3月11日に海の環境NPO法人OWSが定期的に行なっている江奈湾干潟 観察会&ごみ回収活動に参加してきました!久しぶりにたくさん干潟の生き物に出会えてとても楽しかった〜
江奈湾干潟の紹介
江奈湾干潟は、神奈川県の三浦半島の先っちょの方にある様々な環境が入り混じる干潟です。
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岩礁と砂、礫干潟、コアマモ場になっている東干潟と、ヨシ原、泥干潟からなる西干潟に分かれており、どちらも定期的に観察会が行われています。今回は、東干潟での観察会でした。
海のNPO法人OWSでは10年前から、江奈湾干潟での観察会や調査が行われており、見つかった生き物の種類は385種!西と東でガラッと変わる環境がこの種類の多さを支えていると考えられています。この狭い環境の中に385種類もの生き物たちが住んでいると思うとワクワクしません…?
ゴミ拾い
この日は最も潮が引く時間が、12時半ごろだったので、午前中はゴミ拾いを行いました。
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パッと見あんまりゴミはなさそうなんですが、ペットボトルや空き缶、ビニール袋、ガラスなど…タイヤやポリタンクなんかも落ちていました。この日は100kg以上のゴミを回収しました。
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近くに国道が通っているので、車で通った人がゴミを投げ捨てることが度々あるらしい…かながわ海岸美化財団が回収してくださるまで、目立つ場所に置くことで「ゴミ捨てないでね」とアピールしているそうです。この活動のおかげで少しずつ不法投棄が減っているそう。
干潟生物観察会
昼食を食べて12時半ごろから観察会を行いました。約5年ぶりの干潟散策で生き物わかるかなと心配してたのですが、一回見つけると目が慣れてきて、生き物探しが楽しくなる…
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カイゴロモというもふもふした海藻を殻につけていて、触ると気持ちいいい
ホソウミニナとスガイが一面見渡す限り転がっていました。この子達は岩礁にも、少し粒度が荒い礫干潟にも、砂干潟にもたくさん。
岩礁にはイソギンチャクやカイメン、岩の隙間にはカサ貝もいます。
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砂干潟の方に歩いていたら、ツバサゴカイの棲管(せいかん)が!この干潟での個体数が減り気味ならしいので、掘らずにそっとしておきます。
砂地にはコアマモという海草が生えて、波に揺られていました。
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地面に2本棲管を出していて、中でU字につながっています。中にツバサゴカイが住んでいる
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海藻(かいそう)でなく、地面に根を張り、花も咲きます
砂干潟にはマテガイの殻が落ちてたので、マテガイを探していましたが、見つけられず。ちっちゃいアサリがいました。
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めちゃくちゃ珍しい!みたいな生き物は見つけられなかったけど、大学院生当時から好きだった生き物たちに、神奈川県で会うことができて本当に楽しかった!岩礁も礫干潟も砂干潟も、西側には泥干潟、アシ原もあるというなかなかない場所で、今後も観察会に参加したいなあと思いました。
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(表紙にも使用)
干潟を歩いている途中に観光客?が干潟に降りてきて、「何か獲れるんですか?」と話しかけられました。干潟で調査しているとよく聞かれます。干潟の生き物の観察会していますと答えると、「何もいないように見えるんですが…」と。ちょうど足元にはホソウミニナの這った線だらけだったので、足元の線は全部巻貝が這った跡ですよと伝えると「わ!ほんとだ!」と驚いていました。
ただの地面に見える場所に本当にたっくさんの小さな生き物たちが住んでいて、水質を浄化したり、小さな魚や海鳥の餌になったり…干潟は海洋環境を支える上で、とても大切な場所です。何より生き物がわかるとめちゃくちゃ楽しい。楽しいんだよって伝えるにはどうしたらいいのかなあ。
興味ある方に向けて、必要な持ち物をお知らせ
江奈湾干潟気になるよ〜という方に向けて、必要な持ち物をお知らせ。
色々と準備していきましたが、これさえあればなんとかなりました。
・汚れても良い服(長袖長ズボン推奨)
・軍手
・膝下までの長靴
・ゴミ拾いトング(ゴミ拾いでしゃがみたくない場合)
私はシャベルとピンセットも持っていきましたが、シャベルは貸し出しがあるし、ゴカイなど細かい生き物をメインで探さなければピンセットも要らなそう。見つけた生き物を、後でスタッフに見せたい!という場合は小さな観察ケースがあると良さそう。天気が良い日の観察は熱中症対策必須(飲み物と塩飴など)です。慣れていないと思いの外、汚れるので着替えもあると良いかも。場所によっては泥に足がハマったりして驚くし、意外と体力使って筋肉痛になります(絶賛筋肉痛になっている)
リンク集
海の環境NPO法人OWS
季刊誌「Ebucheb(エブオブ)」OWS干潟保全プロジェクト「江奈湾干潟保全の活動報告」
江奈湾干潟生き物図鑑
ドラマ用サブスク代にします!