統計やAIで宝くじ(ミニロト)を予想してみたいと思う~引っ張り数字検証編~
はじめに
ミニロトとか自分でナンバーを選ぶタイプの宝くじで、引っ張り数字と呼ばれるものがあるらしい。内容とすれば、出現したナンバーは次回の発表でも出やすい?というのがあるらしい。今回はこれについて検証をしていきたいと思います。今回はついでにですが、前抽選で出現したiというナンバーに対して本抽選で、i+1またはi-1番目の数字も出やすいかを検証していきたいと思います。
引っ張り数字とは?
結論
今回の検証の結果ミニロトの場合、引っ張り数字は確率的には特に偏ったものではないことがわかりました。ですので、ミニロトの場合は引っ張り数字を気にしてはならないということもわかりました。
また、新しい発見もあり、前回ナンバーiがで出た場合に本抽選でi+1が出る確率、i-1が出る確率には偏りがあることが統計的に証明できました。これは今後、予測する際にヒントになるかもしれません。
ちなみに以下の数字については明らかな傾向がありましたので記載しておきます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ナンバー、22,23,30番が出現した場合、次回i+1番目すなわち、23,24,31が出やすいことを示しています。
ナンバー7,11番が出現した場合、次回i+1番目すなわち、8,12が出にくいことを示しています。
ナンバー6,10,番が出現した場合、次回i-1番目すなわち、5,9が出やすいことを示しています。
ナンバー27番が出現した場合、次回i-1番目すなわち、26が出にくいことを示しています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今後の課題
今回の結果からもしかしたら、ランダムに出現していると思われる数字の中にも規則性があるのでは?と希望を持つ結果が出てきました。そうです。これを繰り返してみれば、もしかしたら、完全な予測とは言わないまでも、予測で宝くじを当てることができるかもしれません。そしたら我々は大金もちです。とてもうれしいことになります。次回は、はやっているAI予測モデルを作ってみようということにしておきましょう。
前回までのあらすじ
前回は、ミニロトのナンバーの出現頻度について、そもそもかたよっているのかいないのかという観点をχ2乗検定にて実施し、それぞれのナンバーの出現頻度は全然ばらついていないということを統計的に証明しました。
使用データ
対象調査宝くじ:ミニロト
1999年4月13日の第一回の宝くじの番号から2020年8月25日の第1091回の宝くじの番号を集計しました。集計方法についてはとりあえづ頑張って集めました!
ミニロトとは・・・
検証方法(引っ張り数字)
検証方法は以下になります。
①1999年4月13日の第一回の宝くじの番号から2020年8月25日の第1091回の宝くじの番号を一度集計します。
②ナンバーごとに1連続、2連続、3連続、4連続で出現したナンバーを塊として数えます。
③1連続以上出た回数と2連続以上出た回数を確率的に比較します。確率的に比較するとは1連続で出た数字が連続2以上で出る確率が高いか?または低いかの偏りがあるかどうかを判定します。この時χ2乗検定を使用します。有意水準は0.05として計算を実施します。
④2連続以上出た回数と3連続以上出た回数を確率的に比較します。確率的に比較するとは2連続で出た数字が連続3以上出る確率が高いか?または低いかの偏りがあるかどうかを判定します。この時χ2乗検定を使用します。有意水準は0.05として計算を実施します。
⑤3連続以上出た回数と4連続以上出た回数を確率的に比較します。確率的に比較するとは3連続で出た数字が連続して4以上出る確率が高いか?または低いかの偏りがあるかどうかを判定します。この時χ2乗検定を使用します。有意水準は0.05として計算を実施します。
結果(引っ張り数字)
1連続以上出た回数と2連続以上出た回数を確率的に比較
偏っていない確率P=0.14
有意水準0.05を下回っておらず、この仮説を棄却できない。よって引っ張り数字としては偏ってはいない
2連続以上出た回数と3連続以上出た回数を確率的に比較
偏っていない確率P=0.90
有意水準0.05を下回っておらず、この仮説を棄却できない。よって引っ張り数字としては偏ってはいない
3連続以上出た回数と4連続以上出た回数を確率的に比較
偏っていない確率P=0.32
有意水準0.05を下回っておらず、この仮説を棄却できない。よって引っ張り数字としては偏ってはいない
検証方法(前抽選i番目に対して、本抽選i+1が出現するか)
検証方法は以下になります。
①1999年4月13日の第一回の宝くじの番号から2020年8月25日の第1091回の宝くじの番号を一度集計します。
②前抽選i番目に対して、本抽選i+1が出現するかどうかを確率的に比較します。確率的に比較するとは前抽選i番目に対して、本抽選i+1が出現するかどうか出る確率が高いか?または低いかの偏りがあるかどうかを判定します。この時χ2乗検定を使用します。有意水準は0.05として計算を実施します。
結果(前抽選iに対して、本抽選i+1が出現するか)
偏っていない確率P=0.0089
有意水準0.05を下回っており、この仮説を棄却。よって偏っていることがわかる。
ナンバー、22,23,30番が出現した場合、次回i+1番目すなわち、23,24,31が出やすいことを示しています。
また、ナンバーは7,11番が出現した場合、次回i+1番目すなわち、8,12が出にくいことを示しています。
検証方法(前抽選i番目に対して、本抽選i-1が出現するか)
検証方法は以下になります。
①1999年4月13日の第一回の宝くじの番号から2020年8月25日の第1091回の宝くじの番号を一度集計します。
②前抽選i番目に対して、本抽選i-1が出現するかどうかを確率的に比較します。確率的に比較するとは前抽選i番目に対して、本抽選i-1が出現するかどうか出る確率が高いか?または低いかの偏りがあるかどうかを判定します。この時χ2乗検定を使用します。有意水準は0.05として計算を実施します。
結果(前抽選iに対して、本抽選i-1が出現するか)
偏っていない確率P=0.035
有意水準0.05を下回っており、この仮説を棄却。よって偏っていることがわかる。
ナンバー6,10,番が出現した場合、次回i-1番目すなわち、5,9が出やすいことを示しています。
また、ナンバー27番が出現した場合、次回i-1番目すなわち、26が出にくいことを示しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?