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痴漢抑止アプリ「Don't Worry」で作りたい世界の話

はじめに

はじめまして。秋元京平です。
フリーのプログラマのかたわら、仲間と作ったチョットデキル株式会社の代表をやってます。
(自己紹介はまた別noteに書こうかな)
そんなチョットデキル(株)で作ったアプリについて書きます。

痴漢抑止アプリ「Don't Worry」とは

やれることは単純で、「近くのアプリユーザーにSOSを通知する」アプリです。
痴漢被害の多くは泣き寝入りといわれています。その原因の一つとして「声を上げられない」ことがあります。恥ずかしい、加害者から暴力をうけるかも、人違いしたら…などの理由で声も出せず、防犯ブザーを鳴らすのも躊躇ってしまう心理的障壁があると思います。
このアプリはそれを取り払うために、誰がSOSをしたかわからないが、近くでSOSを出しているのがわかるようにしています。

ユーザーさんからもらったメッセージ

この記事を書こうと思ったきっかけとして、最近ユーザーさんからもらったメッセージがあります。その方もずっと痴漢被害に悩まれており、それが当たり前であることへの怒り、声を上げることの難しさを改めて教えていただきました。見ていて心が痛くなりましたが、同時にこのアプリが広まれば良いという応援もいただき、改めて地道でも世の中に広めていかなければと思いました。
また、こんなnoteを書いてくれたユーザーさんもいます。これも心が痛くなったけど、アプリが少しは役に立ったうれしさもありました。

みんなで作る安心、安全なエリア

このアプリの目的は名の通り「痴漢を抑止」することです。SOSをする機能はありますが、そもそも声を上げづらいことを解決するには、被害者でも加害者でもない「善意ある第三者」の見守りと意識が何より大切だと思ってます。このアプリをインストールするということは痴漢犯罪を抑止する意思をもつことです。
電車に乗る人は、周りを少し見てみてください。ほぼ全員スマホとか本とか見ています。
そこから少し顔を上げて周囲を見回す、それだけで抑止力は生まれると思います。
悪意に対抗するには数の力が有効です。みんなで電車内を安心、安全なエリアにできるはずです。
まずは被害を受けない環境にすることが1番大事です。
ちなみに被害者が意思を周囲に示すことで抑止力を生むという方向なのが、痴漢抑止バッチだと思います。

無関心社会はやばい

このアプリを作って1番思ったことは「無関心社会はやばい」です。面倒ごとに巻き込まれたくない気持ちはわかりますが、視界の範囲で起こることくらいは、関心を持っていける世の中にしないと、倒れても誰も助けてくれない世界になります。というかなってきている気がします。
視界をさらに狭くするスマホから少しでも顔を上げさせるという、スマホアプリのくせにスマホ見るなという矛盾しているアプリですが、僕なりに一石を投じたつもりなので、みなさんもぜひ考えて頂ければと思います。

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