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能登半島地震ボランティアで知りたかったことまとめてみた(穴水町)

石川県の災害対策ボランティア本部を通じて、私は穴水町での活動に参加しました。活動に向けて情報を探しましたが、残念ながらほとんど情報がありませんでした。そこで、今後同様の活動に参加する方や興味のある方のために、ブログを通じて経験を共有したいと思います。

活動内容は、災害ごみの収集と軽トラックでの運搬でした。2日間で4件の家を回りました。特に軽トラックや2トントラックを運転できる方が重宝されました。

集合時間の9時に間に合うように、私は東京駅から新幹線に乗りました。参加者の中には夜行バスや前泊して金沢に泊まった方もいました。

9時頃にバスに乗り、昼食代の1000円を支払いました。その際に日程表ももらえました。

奥能登ベースキャンプ(穴水町)へ向かうと、最初に目に飛び込んできたのは学校でした。ベースキャンプは元々学校であり、到着後はどのテントに泊まるか案内されました。一人一つのテントが割り当てられ、プライバシーを確保できます。女性は教室で、男性は体育館で就寝します。女性のテントには段ボールベッドと薄いマットが用意されていましたが、男性のテントには段ボールベッドはありませんでした。男性は体育館で過ごすため、いびきが響くこともあると聞きました。気になる方は耳栓を持参することをお勧めします。

ベースキャンプ内には、企業や地元住民からの差し入れもあり、予想以上に快適に過ごすことができました。アイマスク、カイロ、Wi-Fi、電子レンジ、給湯器、テレビなどが利用できました。

企業からの差し入れで、文明堂のおやつカステラ、とびだす焙煎所さんからの7days coffee、wacolさんからのAny Any インナーをいただきました。特に文明堂のカステラは絶品でした。感謝の気持ちでいっぱいです!


1日目は2時間ほど活動し、その後すぐにベースキャンプに戻りました。16:30以降は自由時間で、晩御飯のお弁当を食べた後、22時まで本を読んだり履修を組んだりして過ごしました。4月の学校内はまだ寒く、Wi-Fi、充電器、テレビのあるミーティングルームで過ごしました。シャワー室はないので、汗拭きシートなどを持参しました。

施設の維持費(水道、電気、灯油)は学校と穴水町が負担しているそうで、この点にも感謝しています。

22時になると全灯消しとなり、暖房のストーブも消されます。4月のため、寝袋にカイロを貼るだけで快適に眠れました。3月上旬に参加した方々は寒さで眠れなかったと話していました。

ボランティアの活動証明書は2日目の活動後にもらうことができます。2日目の活動時間は3時間程度でした。もっと活動したい気持ちもありましたが、この程度がちょうど良かったかもしれません。

これまでは、同じような活動に参加する方々が役立つ情報を共有しました。他に知りたいことがあれば、気軽にコメント欄にお書きください。次に、私がこのボランティア活動で感じたことについて書いていきます。

ボランティアに参加した方の中には、輪島市にも行ったことがある方がいました。その方は、輪島の焼け野原を見て自然と涙がこぼれたと語っていました。今回の穴水町は珠洲市や輪島市と比べると被害は少ないですが、それでも全壊した家や蔵が点在し、地震の恐ろしさを感じました。道路も凸凹しています。一方で、郵便局やコンビニ、スーパーが営業している姿や、住民の活気を感じることができました。

また、災害ごみの中にはまだ使えるような毛布や輪島塗の食器、着物、家具などもありました。その光景を見て、捨てられていくものに対する少しの切なさを感じました。

能登半島の復興を心から願っています。ぜひ皆さんもボランティアに参加して、支援の手を差し伸べてみてください。

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