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身体能力低いサッカー少年が上達していく理由②


前回の記事はコチラ↓↓



今回の内容は、前回の記事の続きになります!

サッカーは足の速い子や大きい子、身体能力が高い子が有利なスポーツなのか…

また、そういう身体的特徴が無いと上手くならないのか…

結論は、そんな事はありません。

少なくとも、息子は足も遅い、小さい、性格も強くない…
おまけに早生まれです。

どうみても、どう考えても、何をするにも不利な状態です。

しかし3年生の時には、セリエAの某チームのセレクションに初チャレンジ!

セレクションの結果は、優秀選手でイタリア遠征のチケットをGETしました。
その話は、また別の話で…

5年生では、区のトレセン選手
U12の副キャプテン

6年生では、前年に引き続き区のトレセン選手U12キャプテンを勤めるまでに成長しました。

前置きが長くなりましたが、
『身体能力低いサッカー少年が上達していく理由その②』

今回のお話は…

誰にも負けない、武器を持つ事!

息子の場合は、キックです。

◇正確に蹴れる、キックコントロール
◇高学年並みのキック力
◇多数のキックの種類

ドリブルではなく、キックなんです。

狙ったところに蹴れるパスやシュート
狙ったところに蹴れるミドルシュート

息子の場合、1年生まではコーンやマーカーを使ってよくドリブル練習をしていました。

しかし、地元のJのチームの選手や、本田圭佑選手に憧れキックが大好きになりした。

キックを研究し、磨くことによって

『今の回転見た?すごい回転かかったよ』
『今無回転だったよ!ブレたー』

などなど、色んなキックを蹴れるようになってました。

一年生の終わりくらいには無回転シュートを打ったり、2年生にはアウト回転をかけコーナーキックを蹴ったりできていました。

2年生の時、6年生と同じチームでゲームをしている時、ボールを受けた息子は後ろから走ってくる6年生を感じ、スルーパスを出したりしてアシストもできていました。

その6年生が思わず、

『今、わざと?今狙ってだしたの?』

と思わずビックリした表情で息子に尋ねていました。

そんな息子…

足が遅く、小さく、戦えなかったけど一つ誰にも負けない武器を手に入れたのです。


真っ暗になるまで、毎日公園で蹴りまくっていました。

夕方17時くらいから、19時過ぎくらいまでキックをして楽しむ息子。

ドリブルもやればできるけど、遅いからあまりしたくなかったようで、速いパスをよく選択していました。

公園の金網に向かって蹴りまくって、届くようになればどんどん距離を離していく。

またある日は、公園のベンチに落ちていた小さめのペットボトルを置き、何回か忘れたけどダイレクトで当てるまで帰らないと、真っ暗になるまで蹴り続けていました。


公園の遊具をキックターゲットにみたて、遊ぶ姿

あみあみになった、ロープの四角をキックターゲットにみたて、よく遊んでいました。

入らないと、すごく不機嫌…

もう帰ろうと言っても、中々帰ろうとしない…


ボール一個分くらいの大きさでした

これも練習ではなく、息子は遊びなんです。

とにかく楽しい!

上手くなりたい!という気持ちが大きかったようです。

自主練に1人で行っても、何百本と蹴っているようでこの積み上げたものは、かなりの武器になっています。

息子は、もうすぐ中1になりますが早生まれの影響もありまだ150㎝ありません。

けれど、5年生の時からU12の試合のコーナーキックやフリーキックを任せられ、6年になってからは直接コーナーを入れたり、直接フリーキックを決めたりしました。

特に印象的だったフリーキックは、センターサークル付近から直接決めた時です。

流石にこの距離は厳しいだろう…
と見ていましたが、直接狙いキーパーの頭上を超え見事ゴール!

体格の大きい子は珍しくもない光景かもしれませんが、この小ささでこのキック力は正直すごいと思いました。

リーグ戦真っ只中でしたが、この直接フリーキックが周りのチームで話題になったようで、
『小さいのに、ものすごいキックを蹴る子がいる』と言われていたようです。

スピードもない、パワーがない、戦えない、じゃあ何ができるか…

わざわざ、目の前に敵がいるところ、しかも1人ではなく、2人も3人もいるところに無謀に仕掛けるなんてしません。

息子の地域はよく、周りのチームの監督たちがボールを持った選手に対して
『仕掛けろー!ドリドリドリー』
などの声が聞こえてきますが、息子は自分の身体能力を理解しているので、無謀に仕掛けるのではなく周りをよく見て、数的優位を作り、またはフリーの選手を見つけパスを出す。

チームによっては、そのプレーは"逃げ"だそうです。笑

トレセンの時も、ドリブルしかしないチームの選手に、パス出した方が早いのでパスを選択したところ

『自分で運べよー』

と文句を言われていました。

とにかく、息子は身体がうまく使えない代わりに

頭!

を使ってサッカーするのです!

今の自分の置かれている状況、敵の状況、味方の状況を確認し

そして、スペースがあれば運ぶドリブル(仕掛けるドリブルでは無く)

または最適な選択だと思えば、パスを出す!

もしくは、シュート!

今回は、誰にも負けない武器を持つ事(キック)

のお話をしましたが、次回は↑↑このお話の続き…

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