不妊治療の話 その2

前回の続きです。
前回は不妊治療のクリニックを選ぶところまで話しました。

今回のトピックは通い始めて一年目前半の出来事、
主な内容としては、

卵管造影検査
FT手術

になります。


突然ですが、皆さんはクリニックに通い始めることになった時、パートナーとはどのような共有をしましたか?
後になってやっといて良かったなーと思ったことですが、私は「このクリニックにするぞ!」と候補を決めたタイミングで夫にも共有しました。
クリニックのHPを見せて、どこが良さそうと思ったか、自宅から(そして職場から)通いやすいか、HPに記載の大体の費用等を共有して、夫にも納得してもらった上で通い始めました。
当時は夫も採精でクリニックに行くことがある、なんてことまでは深く考えてませんでしたが、少なくとも何度か夫婦で行くこともあるだろうとは思っていたので夫も良いと行ったところにしようと思っていました。
不妊治療って夫婦でするものですしね。なのに、妻がメインで通うことになるので夫側は疎外感、他人感を持ちがちです。こういうところから巻き込んで夫婦二人三脚で❣️とした方が後々何かとやりやすいです。

まず初診では内診や血液検査等のための採血がありました。(他にも検査はいろいろあった気がします)
院の方針として、不妊原因は男女どちらにもあり得るし、原因不明のまま終わることもある。
少しずつ、検査をして何が駄目だったか、原因を絞る範囲を狭めていきましょう、といった感じでした。
選んだ段階では気にしてませんでしたが、ここのクリニックは夫婦でまず不妊治療とはどういったものかという説明を聞く場を設けてくれるので、先ほどの夫婦二人三脚で取り組む、夫婦の問題、といった意識がより高まりました。

当時私の年齢は28か29歳、夫は30.31歳です。
年齢的にはまだタイミングも測れるということで検査と並行しながらのタイミング法をしばらくすることに。

卵管造影検査

不妊治療をしている人は一度は聞いたことがある検査。
初診の時にやった検査では卵胞の数などを見ましたが、特に今の年齢に対して平均より少ないということもなく、問題がなくて。
なので、次に「ウチではこれを初期の内にしてもらって卵管が閉塞してないか確認してます」と言われ、私もその時に初めてこの検査を知りました。
そうなんだ、ふーんくらいで検査日を決め、さて何ぞやと調べたところ検索のサジェストには「痛い」だの「激痛」だの。
怖すぎて一気に不安になりました。
あんまり不妊のことをネットで調べると不安になるから調べすぎちゃダメと夫にも言われる始末。

ドキドキしながら迎えた当日も台の上に乗って先生を待ちますが、怖くて怖くて……思わず涙が出てきて看護師さんに手を握ってもらったりしました。
まず婦人科って内診もですけど器具を入れるところからして痛かったりするんですよね……。
例に漏れず器具を入れるところから痛くて……検査も痛かったですが、そっちはまだ器具を入れるよりマシだったような気がします。
で、結果は右の卵管が閉塞している。

なので排卵が片方の左しかうまく出来てなくて、人よりチャンスが2分の1状態だったようです。
そうだったのか!と自分の原因が分かって嬉しかったものです。
しかもFT手術という日帰り手術で閉塞した卵管は通る。解決策あるじゃん!と。

FT手術をすることになり、手術にあたって同意書がいるとなりました。
生計を共にしない家族の同意も必要ということだったので、この時に初めて自分の親にも不妊治療を受けることを打ち明けました。
ある意味打ち明ける良いきっかけだったかもしれません。
父には母から話してもらい。
後に母から聞いたのですが、片側の卵管が閉塞しているって知った時の父の反応が「生理がない日があったってこと?何でもっと早く病院に行かなかったんだ」って感じだったらしく、あの年代の男性の生理知識ってそんな感じなんだなぁと思ったものです笑
片方の排卵が上手くいってなかっただけで生理は毎月くるのよ!って説明したらしい母、頼りになります。
夫の方もこのタイミングでそれとなく義両親に伝えたそうです。
私としても伝えてもらった方が孫はまだか?というプレッシャーが無くなるし、そういう方面で気を遣ってもらえるので助かります。

FT手術

さて、そんなこんなで迎えた手術当日。日帰り手術とはいえ、麻酔を使った手術は生まれて初めてです。
術衣に着替え、開始時間までドキドキでした。
全身麻酔と部分麻酔があったようなのですが、卵管造影検査の私の反応からしてこの子はメンタル的に意識を無くした方が良いとでも思われたのか、全身麻酔でした笑
正直安心したのでナイス判断です。

手術室まで自分で歩き、内診台に座り……麻酔の準備をされ一緒に数を数えます。
ドラマの医龍で見たやつだ〜って思ってる間に意識は消え、起きたらベッドの上でした。
痛みはそんなになかったように思います(いろんな治療をして正直覚えてないところですが)
元々生理痛も重めのタイプなので多少の下腹部の痛みやずーんとした感じは耐えられるタイプです。
その日は夫の運転で帰って家でも安静にはしていたのですが、翌日から土日に入るスケジュールにしてたのでそれでゆっくり休んで月曜から仕事という感じです。

日帰り手術を受けて気付いたのですが、生命保険の対象になるんですよね。
何なら今は不妊治療の保険適用範囲も広くなってます。
不妊治療の初診を受ける前に生命保険に加入するか、見直ししとくといいです。
(私は初診後に保険加入したのでこの検査もその後の体外受精もことごとく適用外となりダメでした)

あっという間に終わったFT手術ですが、これで両方の卵管が通り、ここから6ヶ月は妊娠しやすいゴールデン期間に入るそうです。

この6ヶ月の内にタイミング法に何度かチャレンジして、ダメそうなら次のステップに行きましょうという作戦。
並行して夫の方も検査をして、少し精子の数が少なく運動率も低めだったそうです。
数に関しては漢方を飲むという処置が出来るので漢方を処方してもらってました。
運動率ももっと定期的に出しときなさいよと言われたとか笑
とりあえず男性側の原因として一番心配していた無精子でなくて安心。

お互いに問題点が見えて解決も出来たところで、前向きにタイミング法に臨むぞ!と。

無事ゴールデン期間に妊娠できるのか。
次回に続きます。

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