天馬司イベスト「天の果てのフェニックスへ」感想まとめ【プロセカ】

*基本的にTwitterのまとめなのでまとまった文章になってないです
*ただの「個人の感想」であることにご了承いただける方だけ読んで下さい

■(初見感想)
・櫻子ちゃん、忙しいって言ってたのに司の話をかなり長い時間聞いてくれている。司の態度が響いた部分もあるんだろうけど本当にいい人 。
・類「自身の限界という天井を超える人」……神代類さん、内面に厳しい評価軸を持っていることが伺える台詞をちょいちょい言う
・実力がついてくると目標と自分との距離が遠いことが分かって自信がなくなる「ダニング・クルーガー効果」、出た〜〜〜!!!


(読後感想)
■今回天馬司が演技を完成させて役を掴み取れたのは
①あの場面で櫻子ちゃんに声をかけにいく行動力があったから
②櫻子ちゃんが助言をしようと思える実直さがあったから
③本気で親身になって助けてくれる仲間(ワンダショ)がいたから
だから、他の演者とどこで差が付いたのかと言うと「人格」だよね。確かにそこが天馬司の強みだよね。
メインストーリー(初期実装スト)で「大舞台に立つことよりも自分の周りの人を笑顔にすることが大切だと気付いた」と言って選択してやってきたことが本人にとっても一番の助けになり強みになっている(というか、そのおかげで夢への道が首の皮一枚で繋がっている)。
そういう意味では天馬司というキャラクターのストーリーの中できちんと話の縦軸が効いていて、今回のイベストはそこもよかった。
ストーリーが新しく出るごとに「天馬司はプロ志望の中では突出した才能があるわけではない」ということが段々分かってきて、彼の夢は本当に叶うのか? 叶わないんじゃないか……? とうっすらと思いながら先のストーリーを待つことを余儀なくされていたけど、今回のイベストを読んで、そうか天馬司は「周りの助けを借りる」を「普通の人には出来ないレベルで」やることによって役者として輝く人間だったのか! と驚きと共に納得。


■今回のイベスト読んで メインスト(初期実装スト)で🎈が言った「君はスターになんてなれない」という台詞への理解が深まった。「周りの人を導く存在になって、その先で人との繋がりや人望を活かすこと」が🌟の唯一にして最大の強みなのに、それを蔑ろにしていることを🎈は理解していたからあそこまで酷い言い方が出来たんだね……。


■イベスト読む前と後での「カオスなメンバー集めてあの星を目指せ」という歌詞の重みの違いよ。


■今回寧々ちゃんのことはちょっと心配になってしまった まあ寧々ちゃんは練習の量や質がモチベーションに影響されないタイプな気はするからオタク側が精神面について考え過ぎるとどツボにはまるのかなって思うけど
(寧々ちゃんのことを普段考えられていないオタクなので全然違ったらすみません)


■今回は天馬司が「競争の世界の中で他者を蹴落として進んだ」姿が明確に・詳しく描かれていた。結構重大な描写だったと思った。

今回のオーディションの司の成長の影で、劣等感でずたずたになっちゃった人は何人かいるのでは……?
私がもしも自分があそこで同じオーディションに出ていた一人だったら、将来の目標を変えることを検討していたと思う。短期間であんなに成長した姿を見せつけられたらたまらない。神の視点で見てるプレイヤーには仲間の力を借りたから出来たことだって分かるけど、そうでない人にはそんなこと知りようもないし。(司に訊きにいけば分かることではあるけど、訊きにいけるような人ならその何段階も前に司みたいに櫻子ちゃんに意見をもらいに行ってるだろう)

オーディションで競った人たちも厳しいフェニックスステージの一員として普段から舞台に立っている人間だし、司と同じレベルで時間を使って頭を捻ることくらい当たり前にやってるんだろうなあ………………………。
やっぱり人の助けをきちんと借りることって大事だよね。Journeyの歌詞「だから助けてお願いします」が心に沁みる。

差が付いたポイントが「演技そのものの才能」ではなく別の部分の人間力のようなものだった、ということを天馬司が自覚することって当分なさそうだから(「仲間の力を借りたからこそ演技を進化させることができた」ということまでは分かっても、なぜ自分が仲間の力を借りられたのかまでは自覚することは難しそうだから)、そうなるとここで役を獲れなかった人たちと天馬司が今後同じように「自分には才能が足りない」と思っても、その言葉の中身には差が出てくるんですよね。

壁を打ち破るヒントを手にしているけど、自覚がないから他人に教えることも出来ないし、教えることが出来たとしても簡単には真似できない、そういう部分で周りと差を付けている天馬司は、もう「競争の世界の中で他者を蹴落とす側」の領域に完全に入っている。

「競争相手を蹴落とす推し」を見ることになるとはイベ告知絵を見た段階では予想出来なかった。

残酷だ。でも残酷だからこそ、「夢を追いかけ、その世界の中で勝ったり負けたりする」ということは尊いよね…………………………………。

天馬司が「世界のスター」を目指して進む限り、これからも競争相手を蹴落とし続けることになるのだろう。


■人々の感想を漁ってみたらみんなの認識がイベ開始前の段階で今の私の3歩先くらいまで進んでいたことがわかった。私の感受性なさすぎ!? 理解度低すぎ!? オタクとしての心死にすぎ……!?


■個人的には司のこと元から憑依型だと思ってたからトルペでそうじゃないって分かったとき結構ショックだったんだよね そのショックいまだに癒えてない部分ある

→人生経験が増えたら憑依型になる疑惑?


■「ナンバーワンこそオンリーワン! 目標は高くいくぞ!」

司は今のままでも十分オンリーワンだし、推してる人の中ではナンバーワンだけど、それでも司は「評価を受けることから逃げられない世界」に身を晒して、「ナンバーワン」を目指していくんだね。人々の目線、評価に晒されて灼かれながら進んでいくんだね……。


■二次元コンテンツを見るオタクの心情としてはやっぱり「未熟なところもある可愛い子たちを肯定したい」って思うから、今まで少なからずお遊戯会を見るような目線だった部分があったけど、前回類が世界レベルの環境に引き抜かれそうになったことも合わせて、今回も司がここまでして上に登ろうとするのなら、見る側としてももうこのままではいられない、もう自分にとって彼らの世界はお遊戯会じゃなくなったし、天馬司はもう自分の中で「駄目な部分があっても許される高校生」ではなくなった。見る目が変わってしまった。

認識が強制的に塗り変わって頭狂う、最終的なイベストへの天馬司への感想がもはや「誰?」になりそう。……………………


■あ〜〜でもそういう目線を持ち込もうとすると、ワンダショのあの人間関係どうなんだろうな
「1対3」で「面倒見る・見られるをやる関係」から前進することはできるのか……?


■天馬司、自分にとっては本当に“特別な人間”すぎて無理だわ、限界オタクになるしかない……自分がキャラクターゲームに求めてるものってこういうものだったな……最近この感覚を感じてなかったけどそうだよこれこれ……

なんか時間差で実感が湧いてきたかもしれない。ツカサが人間が「誰しもオンリーワンであることを許容しながら生きる世界にいる人間」じゃなく実力の世界で評価に晒されながら生きる領域にいる人間なんだって思ったらちょっと泣けてきた。
最近自分は前者の価値観の中でさもしい生き方をしてそれに甘んじているから心にくる。


■最近はオタクとしての心が死んじゃってるから、推しのこともすぐ頭から抜けて誰だか分からなくなるけど、テンマツカサは思い出すことさえ出来ればちゃんと推しって思える推しなんだって分かってよかった


■私の人生の中の「トライアンドエラー」はただ情報を集めて論理の力を借りて処理していくだけの白と黒の世界なのに、天馬司の人生はこんなにも、こんなにも、輝きに彩られていて……………………………………………
お前の人生見せてくれてありがとな オタクより


■推しが「生きるに値する」かつ「希望のある」人生を歩んでいるという事実、効いてる
心が傷付けられると同時に癒されてる、マジ無理ほんとソシャゲやめたい





※感想が増えたら追記していきます

バナーに合わせて復刻された騎士くん…


ホワイトデーイラスト、ありがと〜!!!!!!

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