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ゼロクレジットの男(第6話)

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暑きも寒きも安定しない5月下旬。
新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした非常事態宣言も段階的に解除が進み、25日には全面的に効力を失う運びとなった。

楽観視できるほど状況は好転したわけではなく、外出自粛や県外移動の制限によって一時的に新規感染者数が抑えられているに過ぎない。
一気に日常を取り戻そうと行動するのは軽率だろう。今後も気が抜けない日々が続くことは間違いない。

そんな中、我々に「軽率さ」の恐ろしさを教えてくれるのは、

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もちろん、あっさじーんさんである。

ASJ6号事件

5号ドタキャン事件の後。
6月中旬、再びYくんと共にマイティ東天紅セットを行った。

あさじんさんにしては珍しく奇行がほとんど見られず、時折謎の過呼吸に見舞われている程度に留まっていた。
元祖あっさじーん伝記を書かれたPさんの言葉を借りれば、「ダウナー」状態だけだったとも言える。

あさ「では、僕はこれで失礼します。」

ボクらに対してではなく店の扉に向かって語りかけていたことだけが気になったが、きちんとした挨拶を残しあさじんさんは仕事へ向かっていった。

かな「今日、意外と普通だったね。」

Yくん「驚きを隠せないけど同意。低お気持ち積載の練習セットもたまにはいいな。」

今日も楽しめたし地元でゴハンでも食べよっかな~とあれこれ考えていた、その時。


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