見出し画像

ヘアカラーの不都合な真実9

残留成分はこんなことを起こしていた!?

残留する成分とは。


残留するする成分には残留過酸化水素、残留アルカリ、残留ジアミンなどがあります。

残留成分による酸化は前回までに説明してきました。

酸化が毎日のように起きることで継続してDNAが損傷する危険があり、それにより白髪が増えていると考えられます。

継続した危険がサロンから帰っても継続するということになります。

残留過酸化水素について考えます。

ほとんどのカラーやパーマをする過程で必要とされている過酸化水素。残留することでどんなことが起きるのでしょうか?

過酸化水素とアルカリにはこんな作用があります。
アルカリでキューティクルを開く。
そして過酸化水素が浸透。
その後アルカリの分解作用により過酸化水素は酸素になり漂白作用で髪の色素を脱色します。

ヘアカラーの後の残留アルカリや普段使っている地域によって海や水道水は弱アルカリ性になります。

過酸化水素の残留で脱色剤に?

残留過酸化水素とアルカリ(残留、海、水道水など)が合わさった時に起こる反応は脱色時に起きるダメージと同じことが起きる可能性があります。

残留過酸化水素+アルカリ=脱色ダメージ

過酸化水素の残留があるとどんなことが起きるのか、考えただけで恐ろしいですね。

カラーやパーマの残留アルカリとのデメリット

未反応残留成分のダメージ負の連鎖。

残留アルカリと反応したら完全に危険です。
やはり残留成分は残すことでデメリットが多いようですね。
水分を含むたびに未反応残留物質が化学反応を起こして毛髪にダメージを与えるという負のループが生まれます。

ブリーチ毛の未反応除去を検証。

今回は毛髪保護、残留アルカリ除去、過酸化水素除去をブリーチ毛に対してどのくらい効果が出るのか検証しました。

毛髪保護

アルカリ除去

過酸化水素除去

この結果を見てみると過酸化水素除去だけがかろうじてキューティクルの存在を残しました。

この結果を見るだけでも過酸化水素が化学反応を激しくして毛髪にダメージを与える可能性を示してくれています。

まず過酸化水素除去をサロンでもしてみる事が大切ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?