ヘアカラーの不都合な真実7
残留ジアミン除去で継続する酸化をSTOP!
ジアミンは着色するから除去しては染まった色がなくなるのではないか?というふうに思う方もいらっしゃると思います。
ここでの意味は未反応のジアミンを酸化反応させることで違う物質に変えるということです。
つまりしっかり酸化反応させることでその後の酸化を起こさないということです。
なぜ酸化が継続するの?
未反応の化学物質は水分を含むたびに酸化を起こす!!
水分を含むと化学反応は起きます。
湿気が多い、汗をかくということでも水分を含みますが、そもそも皆さんお風呂に入りますよね?
そしたらシャンプーしますよね?トリートメントもしますよね?
その時髪は水分をすごく含んでいますよね?
その時未反応の化学物質は酸化を起こします。
これにより毛髪のダメージはもちろん、頭皮の酸化も起こします。
そうすることでDNAの損傷につながり白髪の原因になると考えられるのです。
大切なのはしっかり染めて未反応物質を残さないこと。
ヘアカラーをしている時にダメージが出るのは当然のことなのです。
ですが、未反応成分が残って家でシャンプー、トリートメントをするたびにダメージを起こし続けるのがよくないのです。
できるだけサロンケアで分解、無害化をすることで継続するダメージをストップさせる。
この技術がヘアカラーでサロン選びをするポイントになります。
そしてきっちり反応させることはこういう結果も出しました。
ジアミンアレルギーについて。
アレルギー物質は無害化できる。
ジアミンはどのような状態になればアレルギー物質じゃなくなるのでしょうか。
未反応ジアミン=アレルギー物質
酸化反応後の物質=非アレルギー物質
ジアミンアレルギーは未反応のジアミンが残留する事で継続して刺激を与えます。
ですので染めた後は反応させて違う物質に変える事で無害化出来るのです。
完全に無害化出来るのかが課題。
現在は公的な分析機関で検証を進めたデータがあります。
約50%の無害化が製品レベルでは限界でした。
サロンのメニューに落とし込むにはこの無害化約50%がバランスの良いポイントと考えています。
錯体を利用した無害化が現在の最高スペック
酸化以外でも未反応のジアミンを無害化する事は可能です。
その方法は他の物質と未反応のジアミンをつけることで錯体を作り上げて違う物質に変えてしまうと言うことです。
酸化反応を利用した未反応のジアミンの無害化は酸化反応を進めるほど毛髪に損傷を与えることが考えられます。
実際に検証中の髪の毛がキシキシになったりバシバシになったりすることが確認できました。
ですので現在は錯体を利用した無害化法が毛髪を綺麗にできて無害化も可能な製品づくりです。
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