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生きがいと幸せのプエク 後編

前半を超える凄まじい分量になってしまった。
これもすべてご愛敬とお許しいただきたい。
今回も画像に関連する動画のリンクを貼っているので、ぜひご覧あれ。
では、素晴らしいプエクの旅、いってらっしゃい

コンセプト評価バトル

この辺りでpick(推しのこと)は正式にハンギョルとミンギュに決定。私は初心に帰る系の女なのである。

ただ、ヨハンもウソク様もスンヨンもヒョンジュンもジョンモもジニョクもスンウオッパもソンホオッパ もヒョンスもetc. 好きだったので枠がとにかく足りなかった。

個人的なことだが、この時新卒の6月だった。
配属先が地元ではなかったので知り合いのいない寂しさとはじめての経験で辛く感じることが多くあった。
とにかくプエクが生きる意味だった。プエクがあったから会社に行けた。
様々な仕事での出来事が重なり、「本気で行きたくない」と思った日がプエク中にあったのだが、コン評の動画を一通り朝に見てから行き、「あと数時間後にまたこの幸せを感じるまでは死ねない」とサムライ魂ばりに気を強く持ち会社に行った日もあった。

気を取り直してコン評。どの曲も最強なのだ。一曲ずつ紹介したい。

★U GOT IT
ハン・スンウとウソク様の妖艶さは凄まじく、半端ないマイナスイオンを発していた。ヨハンのラップもえげつなかったので完全に国プを惚れさせにきていた。

★MOVE
スンヨンが輝きすぎて眩しかった。本気で抱かれたいと思った。個人評価1位に納得の嵐。
分量は少なかったが魅力を存分に発揮したハンギョルを称えたい。

★イポイポ
可愛すぎてため息。メンバー全員この曲のためにここまで残ったと言っても過言ではないほどで可愛いが渋滞していた。

★Monday to Sunday
曲と衣装が非マッチと囁かれているが、否めない。
トニーの魅力が最大限発揮できていた。
ミンギュのウインクが可愛かった。

★super special girl
個人的に一番好きだったのに評価されていない曲。(なんで?)
パク・ソンホ(ソンホオッパ)の手足の長さに目が行き、何度でも見れる。
そしてメインボーカルのソン・ユビン。コンセプトによく合って爽やかでとても歌声も綺麗だった。
そんな中で「最後の舞台になるかもしれない」と悲しい言葉を口にしたときに、
我らが代表イ・ドンウク様は「最後はそう簡単にやってこない」とおっしゃったのにまた涙である。
(そして何よりもエモいのが、ユビンはこの後のデビュー評価でセンターを勝ち取ったのである。エモすぎて神様もびっくりである。)

誰もデビューできなかったのは七不思議である


第3回順位発表式

可愛すぎた少年イ・ジヌをはじめ、ソンホオッパ 、カン・ヒョンス、キム・シフンらが脱落。
35人の練習生から20人に絞られた。ここまで放送しておいて、15人落とすのはなかなか鬼畜である。

ここでもまたイ・ドンウク様なのである。ドンウク推しなんか?というほどにドンウク様について述べているが、発言の全てが練習生やファンを優しく包み込む心温かい発言ばかりなのである。
今回の脱落組に向けては「ここで過ごしてきた時間は人生の0.001%にも満たない」「外はより大きい世界であることを忘れず夢を追い続けて」と言うのである。
ここまでを見届けたファンにとってもこの発言は涙が華厳の滝レベルで流れ落ちていくものだった。Twitterでのプエクヲタ界隈でも、ドンウク1pickが多数発生していた。
(話が完全に逸れるのだが、この見た目で数え年39歳の衝撃である。完全無欠のアラフォーである。)

どうでもいい個人的なことなのだが、この時になぜか私は謎のサムライ魂にまた火がつき、「誰がデビュー組になったとしても11人を5年間真摯に応援する」と決心したのだ。


そして、迎えた7月19日。

プエクは木曜日に放送されており、この日も仕事だったことをよく覚えている。仕事途中放棄レベルで帰社。放送開始寸前で地下鉄のwifiと戦いながら帰宅。
なんとか放送に間に合った。
20人まで絞られたメンバーが2つのグループに分かれて評価されることとなった。

★To My World

この曲の良さはなんといっても「エモさ」にある。
プエクはコン評の曲も含め、なんだか儚いのである。淡く儚さを感じさせるところが見ている私たちの感情を捉え、センチメンタルな気持ちにさせる。総じて「エモい」のである。
ファン・ユンソンをセンターにした円形から始まり、花開くようにはじまるイントロは素晴らしすぎる。ユンソンが最もこの曲の儚さを表現できていたと思う。
序盤でシースルーシャツを着たスンヨンが出てくるのだが、誰もが恋する。「恋はするものではなく落ちるもの」というなんとも胡散臭いセリフがあるが、この時ばかりはこの言葉を信じたほどである。
サビ部分で、手を額に当てたダンスは体のラインがあまりにも美しく、コレオグラファー(ダンス創作者)の芸術センスに驚愕と畏敬の念を抱かずにいられなかった。

そして1pick・キムミンギュ。

この子の良さはスキルの不足を表情管理で補い、努力の姿が目に見えてわかるところだ。人間らしいのである。前述の通り、ミンギュはダンス未経験からスタートしているのだが、センスでさくっと上達するというよりじっくりひとつずつ習得しゆっくり上達するタイプである。この番組のスピード感と比較すると物足りなさはあった。実際にスキル不足を指摘される場面も多く、国プの中でもたびたび話題になっていた。
ただ、先にも述べている通り彼は「自分は泣くに値しない」と涙を堪えたり謙虚な姿勢で挑んでいるのだ。
こんな顔面を手に入れたら、ダンスができなかったとしても人生勝ち組なはずなのだが、未知の分野に挑戦し、ひたむきに努力する姿に心を打たれるのである。
そして、スキル面での不足を歌詞にあった表情やタイミングぴったりのウインクで魅せて補っているのである。ここまで残ってきたメンバーは圧倒的実力者が多く、自信を失って表情にも緊張感が出たりするのが普通であると思うが、それを感じさせない表情管理なのである。曲のイメージ通りの淡さ、儚さを体現していた。
そんなミンギュのパフォーマンスにここまでの成長が走馬灯レベルで駆け巡り、自然と涙が流れる。
本当にお前よう泣くな?と思わせてしまうのだが、涙なしでは見られないのである。

★少年美

この曲もまあ、エモいことエモいこと素晴らしい。
しょっぱなからジニョクがぬかれるのだが、ビジュアルの整い方がえげつない。
センターはユン・ソビン。「コン評が最後の舞台かも」と弱気な発言をしていたユビンがセンターに就き、この辺でもう拍手喝采である。
ウソク様について言及したい。ウソク様は他のメンバーが伏せ気味の姿勢の中で真ん中から登場してくるのだが、そこでの神オーラが凄まじい。彼の素晴らしいところは、自分の出番でないところは完全に黒子に徹し、しっかり相手を引き立たせる一方で、自分の出番では魅せ方に妥協しないところである。
見せ場を完璧にするゆえ、それ以外はしっかり他のメンバーに目が行くようなある種、協調性に溢れたメンバーのように思う。
ドンピョについても言及しておきたい。彼はカメラワークを捉えた天才である。カメラワーク把握の鬼。
少なくても3台以上のカメラで撮影されているが、それぞれのカメラの動きを見ながらダンスしているとしか思えないほどばっちり目線をカメラに揃えてくるのである。
曲後半で下アングルのカメラでセンターのユビンに向かってズームしていくカメラがあるのだが、下アングルにも関わらずドンピョはしっかり視線をカメラに向けてダンスするのである。この姿にデビューへの気持ちの強さを感じ取って泣きそうになった。

そして1pick・ハンギョル。

ソロパートはたったワンフレーズ。
「어둠이 걷힌 다음」 (暗闇が晴れた後)。
パートがワンフレーズがゆえに、カメラに抜かれる回数も非常に少なかった。ユビンやウソク様は数え切れないほど抜かれていたので、ここでサバイバルの厳しさを悟った。
ここまでを振り返っても、順位もどちらかというと下位だったことも相まって、センターなど目立ったポジションになかなかつけずにいた。
彼の魅力はダンスの力強さと妖艶さで、2本ほど彼のパフォーマンスを見れば分かると思う。
私としては彼の最大の魅力は声にあると思う。低くハスキーな声は特徴的で、心地よく耳に残ると思う。今回の少年美のワンフレーズも凄まじく妖艶なのだ。声を聞きたいあまりに1分11秒で流れることを覚えてしまうほど聞いている。
ダンスメンバーなのであまり歌う場面は少なかったが、ささやく系の歌を歌えば世界中の女が恋に落ちるに違いない。

語りすぎた感が否めないのだが、こうしてデビュー評価は無事終了。
いよいよ順位発表が近づいてきたのだ。

その間、バラード曲Dream For Youを20人で歌唱するのだが、これがまた涙がちょちょ切れる名曲なのである。

プエクはX1-MAから何まで本当に良曲メーカーで、バラード曲まで完璧だった。
ミンギュがしょっぱなセンターで登場したので、そのとき私はこれはデビュー来たか?と浮き足立っていたのだが、歌が進むうちにそんな浮き足だった自分を叱咤してやりたくなった。
涙目で歌う練習生がいたり、近くの練習生同士顔を合わせながら歌う姿があった。
合宿生活や練習の様子、練習生同士の衝突なども番組中放送されたが、そんなのは彼らにしてみれば過ごしてきた時間のごく一部で、彼らにしか分からない出来事や感情が当然あるのだ。ここまでのすべての出来事を回顧して歌う様子に感涙なのである。
このあと20人をデビューメンバー11人と脱落9人に分けるなんて残酷すぎる。


ついに来た、涙の順位発表。

練習生でも国プでもなく、ただ家で見ていた一票も投じていない日本の視聴者だが日常でも味わうことのない緊張感だった。
カン・ミニ、チャ・ジュノ、ナム・ドヒョンが呼ばれ、スピーチをしていく。
脱落した練習生を時々カメラが抜くのだが、大抵泣いているのでこちらも泣きそうになる。

ついに、推し・ハンギョルが7位でランクイン。
家だったので思う存分叫んだ。
先の通り、デビュー評価は恐ろしいほど尺がない男だったのだ(ちなみにバラード曲でもワンフレーズ)。正直選ばれるのだろうかと不安に思っていた。
呼ばれた時の目の開き方を見ても、本人が一番驚いたはずだ。

その後、ソン・ドンピョ、チョ・スンヨン 、ソン・ヒョンジュンが呼ばれる。誰が呼ばれても嬉しい気持ちしか湧かず、拍手をひたすらしていた(家で一人)。

ここまでは良かった。ここから先が地獄だったのだ。
そう、ミンギュがそろそろ心配になってくるのだ。
前回5位。あとは1〜3位、X枠の残り4名。

3位でハン・スンウが呼ばれ、嬉しさと同時にここで涙の準備が始まる。
なぜなら残り二人はヨハンとウソク様に決まってるからだ。

予想通り1位発表ではお立ち台にヨハンとウソク様。二人ともとにかく顔が良い。
なんやかんや引っ張り、1位はヨハンが呼ばれた。
テコンドー男子でダンス未経験の彼が1位でデビューすることはシンデレラもびっくりの人生である。呼ばれた瞬間に泣き崩れる姿にこちらも追い涙である。

2位のウソク様は、ジニョクについて言及。
「僕の人生に現れてくれてありがとう」の言葉は美しすぎて涙が出た。

そしていよいよデビューメンバー最後の一人の発表である。純粋に11位がデビューではなく、11〜20位のなかでここまでの総得票数トップがX枠として選ばれるのだ。つまり、これまでの積み重ねも重要ということになる。

X候補者には、イ・ウンサン、イ・ジニョク、キム・ミンギュ、ク・ジョンモの4名と発表。

ミンギュがはいって一安心、というところだが、この時点で、「ああ、この中から1人しか選ばれないのか」と感傷モードにはいった。

一人一人に気持ちをきいていくのだが、酷すぎて見るのをやめたかった(ガッツリ見る)。

4人からウンサンとミンギュ2名に絞られたのだが、もうここまでがあまりにも長く感じられ、早くこの苦しみから解放されたかった。

X枠として呼ばれたのは、ウンサン。
ウンサンが入ったことは心から喜ばしいのだが、
推しが入らなかったのは本当につらかった。

ミンギュにも最後にコメントの機会があり、あまりにも切なすぎて号泣した。
「ヒョンジュン、一緒にデビューしようと言ったけど叶えられなくてごめん」涙がナイアガラの滝である。
「これがはじまりだとおもっている」前向きな彼の姿を見て、前途洋洋すぎてまた涙である。

気を取り直して、11人が出揃い、デビュー組が決定。
涙と感動のプエクが終了。
5月からの3ヶ月、わたしの生きがいだった。
輝く練習生たちに感謝の気持ちでいっぱいである。

デビュー組11人は、「X1」としてBillboard進出を目指して5年の活動期間を送ることとなる。
私の幸せだった、X1についてはつぎで述べたい。

読んでいただきありがとうございました。

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