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【RX木村】ニセコクラシック2024 総合4位 19-34年代別2位🥈


コースが緩くなったことで、また違った展開になるだろうと思っていたら実際にそうなった。このレースにかなり照準を合わせてきたが、今年も優勝することは叶わなかった。振り絞るような走りが出来たとはいえず、自己評価は低い。

目標

2022年は総合2位。2023年は8位。よって今年の目標は総合優勝しかない。今シーズンは極めて順調な仕上がりで、春先の東日本ロードクラシックでの逃げ切りや木祖村での表彰台と例年以上のリザルトが出せていたので無謀な目標ではないはず。
ところが、1週間前の高強度練習を最後にぱったりと踏めなくなってしまい、月火水と最悪のコンディションで自信が損なわれていく。まぁ、なるようにしかならないので、回復しすぎて調子狂っただけだと片づけた。(第三者目線では相当なパフォーマンスが出ていたらしく繊細モードに入っていただけかもしれない。)

コーチにSOSを送る

ライバル(多いので19-34に限る)

事前に話していたのは、島野、牧野、りょう君(佐々木)、なかつ、小出さん、城所さん、キムタク、パヤオさん、にっしーさん

あたりと想定。実際に優勝されたのは小林亮さん。実績と爆発力を考えても最初から意識するべきだったが、上りが減ったとはいえ2600m上るコースプロファイル的に今回は違うだろうと見誤っていた。

序盤からパノラマラインまで

アップダウン区間を余裕持って終える。パノラマラインも過去に類を見ない緩いペースで終了。特に何もないから印象に残ってないけど、強いて言えば、なかつが騒いでいて、笑いの中心になっていたのが良き思い出。
ここでは特に動く気もないので、トラブルの無きよう慎重に走る。下り区間ではクイックに車線変えた人がいて、あわや目の前にいたパヤオさんが吹っ飛ばされそうになっていた。その人は後に同じことを私にもしてきて、吹っ飛ばされそうになった。やめてほしい。

レースが動く

逆走になった部分の農道の上り区間はレースが動くと踏んでいたので警戒していたが、上りの前に佐々木りょう君、キムタク、小出さんらが抜け出した。(誰が行ったか判別出来ていなかったが、キムタクが行ったのとトライクル1名がいることは見えていた。)上りに入るとパヤオさんが踏んでいったので、合わせる。下りきって直角左コーナーで高岡さんが抜け出した。海からの折り返しは強い向かい風が吹いていると知っていたので静観したけど、これは決まってもおかしくなかったので誤った判断だった。海にタッチして折り返してから集団が猛烈にペースダウン。おいおい・・これドンドン開いていくぞ・・と2年前の沖縄が思い出される。

集団落車

約110km地点のこと。勝負所の上りの直前で、集団前方で落車発生。右側から人垣が押し寄せてくる。いつもそんなに後方にいる訳ではないのだが、目の前で発生する落車に突っ込むことが多い気がする。率直に思う。コーナー攻めすぎて落車=理屈は分かる。スプリントで接触して落車=理屈は分かる。何もない直線路で接触して落車=分からない。
往々にして落車の原因となった人は自身が原因とは気づいておらず、無意味にポジション上げてみたり、あちこちキョロキョロして何かの(何のだよ)タイミングを図ってみたりする人は後を絶たないのである。

スポークが3本逝って、後ろからの追突もあってディスクが歪んでシャンシャンしている。これだけ懸けてきてまたこれか、、と絶望。先行してしまった集団を追いかけるとき、前輪がパキンパキンと異様な音を出していて、しかも一定の周期ではない音。これ走って大丈夫なのかと不安になる。

新見までの勝負所

左に直角に曲がって去年までの新見に代わる勝負所。急こう配になるところで島野のアタック。極力バイクを振らないようにして追い付く。対ライバル比で自分は動けると分かった。牧野と北海道の高校生ハヤト君もきて、集団とギャップができた。ハヤト君は回せず、牧野はすぐどっかいった。50m程前には高岡さんが見えている。島野と2人でペースを作って、高岡さんをキャッチしてそのまま行ける展開にもっていきたかったが、そうはさせないとばかりにパヤオさんが猛追してきて集団一つに。30人くらいか。この辺の展開は配信では見られない部分。

下り区間から補給所の上り

去年勝負が決まった区間なので、一番前でいく。ホイールの異音は止まらず、フックレスだしタイヤ外れたら死ぬなぁ、と思いながらあまり自転車を倒さないように下る。補給所の上りで牧野が勢いよくアタックしたので、チェック。前日に高岡さんとは、ここで全開アタックだね、なんて言っていたけど、前輪がパキンパキン鳴っていて動けず。集団はさらに人数を減らし、20人くらい。

知っている人ばかり

ゴールまで

ここまで来てしまうと、登坂力で勝敗を決するのは難しい。ただ、ちょっとした上りで決まる可能性はあるので前で警戒する。大通にでる最後の上りでは高岡さんと2人になり、島野もきた。後ろが離れているから踏めと島野の号令で踏み込む。しかし、当然のことながら集団もここでは簡単には行かせない。
その後、佐々木りょう君がアタックしたのでチェック。今思えば自分でチェックしにいく回数が多かったような気がしている。
ゴールまで数キロを残したところで、ハヤト君が単独アタック。誰も追わずに看過できないギャップが開きそうになってる。
高岡さんが先陣切って捕まえにかかる(自分のためのアシスト的な動きと後で知った)けど、車間を空けてしまい、追い付くのに脚を使い、ゴンドラ坂の直前で高岡さんに追いついた。「勝てよ!」と喝が入る。
左に曲がってからいよいよゴンドラ坂。途中で後方から次元の違う速度で小林亮さんに抜かれる。ゴンドラ坂の中腹くらいで島野も並んできて、踏み直したけど差し返せず総合4位でゴール。(年代別2位)
島野を差し返すことを意識するのではなくて、後方を確認してこれ以上誰にも差されないことを確信して安心した自分が残念でならない。

19-34年代別2位

敗因と反省

①自分からチャンスを掴みにいく走りではなかった。(トラブルも相まって)
②ライバルが行ったら自分が真っ先にチェックすることが多かった。全てを対応するのは不可能なので、追う場合、合わない場合を割り切って実行するべきだった。行かれたら割り切る。
③高岡さんとの意思疎通が不足しており、ゴンドラ坂に至る前で車間を詰めることに体力を使った。よってゴンドラ坂の手前から無酸素領域を使うことになってタレた。
④試走では、ゴンドラ坂は先頭から入ってももがき切れる算段だったが、レース強度のダメージを加味して踏み始めを遅らせるべきだった。

総括

レースは難しい。100回やったら100回とも何かしらの後悔をするんだと思う。

また壊した

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