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ツールドおきなわ2022 市民210km 落車DNF

1年の集大成として、そして、過去最高の自分を発揮するために強い気持ちを持って挑んだ。

おきなわに向けて

年々寒さに弱くなってる気がする。3年前参加したときはそんなに寒い思いをしてトレーニングしていた記憶はないのだが、今年はとにかく寒くてメンタルが鍛えられた。ズイフトを有効活用してもっと効率化できれば伸び代があるだろうか。

レース前日

受付して、雨の中1時間だけ試走して、松木選手の有料(優良)記事読んで、マッサージガンでケアして、などなどしていたら夜に。翌朝は緊張して3時17分に起きてしまった。よくあることなので問題なし。

レース序盤

可もなく不可もなく序盤をこなす。水族館の下りは落車回避のため先頭で入っておいた。序盤のテーマとしては井上選手が高速回遊モードに入ると最強フィジカルで最後まで行ってしまうことが想像できるので警戒していたが、なんと行ったのは石井選手。自分にはできない選択だ。純粋に刺激を受けた。

1回目のフンガワは相当にイージーなペースで進んで、ウェットな下りへ。グリップがかなり怪しく感じた。共通認識なのか皆ゆっくり下った様子。

下り切って一息していると、牧野(11位)がいつもよりダム速かったっすね。と話しかけてきた。いや、どう考えても速くはない。
すると、隣の人が18分でしたよ。と教えてくれた。何言ってんの、牧野。

そういえば、今まで弟子の平口(13位)の姿を一度も見てない。そもそもちゃんとスタートしたのかな?凄く心配になってきた。そのうち現れて「木村さ〜ん、ただいま〜!足攣りそうなんだけど、どうしたら良いですかね?」とか言ってる。いや、知らんし。何言ってんの、平口。

中盤

奥の上りで石井選手の後ろにいると、グイグイ上っていき集団から抜け出す形に。ここは冷静になるところ。今年は何度か逃げて良いイメージがなかったこと、海岸線をハイペースで南下するのは自分は向いてないことを考えて集団に戻る。
しばらく集団にいると、高岡さんの新技が披露された。チームメイトの私でさえ何も聞いてないし、場を和ませる何かかと思っていたが、そのまま逃げ切るとは…言葉にならない。

高岡さんが抜け出したことで、雰囲気は一変して焦りムード。井上選手頼み感が漂い始める。
イナーメの高杉選手だろうか。「RXはローテ回す?イナーメからは荒瀧選手が行ったから回せない。」と。「積極的には回せないけど皆さんの邪魔はしません。」と返答した。
残り距離を考えても逃げ切りは難しいと思ったし、高岡さんが捕まるようなことがあれば自分が確実に勝たねばならないので集中する。

2回目のダムへ。1回目より速いけど余裕を持っていけるペース。前を積極的に行くのは佐々木選手、中村選手、井上選手、松木選手。後ろに私。今思えばやや邪魔だっただろうか、、。KOMで石井選手らを吸収してから、下りへ。

落車

少なくとも私の目には、集団が精彩を欠いているように見えた。高岡さんが独走モードに入ったことが要因だろう。
そんなことが関係あるのかないのか、先頭付近で下っていたが、前の選手がコーナーを曲がりきれず転倒。止まりきれずそこに突っ込んでしまった。後ろから来るなよ!と祈るけど、祈りの甲斐なく突っ込まれる。すぐに起き上がって自転車を確認して走り出す。でも、追いつかなかった。
1人で走っていると、小畑さんと森本さんの集団が来たのでゴールを目指していたが、前輪パンクで走行不能に。路肩でチームメイトの応援に切り替えて、回収バスを待つことに。結構血出てて驚いた。

まとめ

運が悪くて落車したと片付けるならば自分はまたコケるだろう。積み上げてきたものがあっけなく終わってしまって悲しい気持ちだけど、怪我を治してまた強くなる努力をしたい。

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