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【RX木村】2024 2days race in木祖村


2ヶ月みっちり練習したので、がんばる。高岡さん、大前さん、日暮兄やん、原田さん(臨時)と強いチームメイトが一緒なので、頑張りたい。

1st タイムトライアル 12:08秒

タイムトライアルは苦手だけど、去年より克服しつつある。確か去年は12:45秒だったので、今年は12分切るくらいのタイムを狙うのが現実的だろう。
パワーよりもライン取りとエアロフォームを意識して、突っ込みすぎないように走る。最後の上りでタレないことを意識するあまり、ちょっと余力残し過ぎた。
とはいえ、12:08秒と去年よりかなりマシになった。思えば東日本ロードクラシックでの逃げ切りもあったし、坂がなければ何もできない今までの自分とは少しだけ変わってきたかもしれない。少しの成長。

ステージ1-b ロードレース 3位

タイムトライアルで既に1分差を付けられてる身としては大逃げをかますか、総合を捨ててステージ狙いに絞るかの2択しかない。どちらかと言うと逃げるつもりでいた。
6kmのローリングが解除されて、最初の上りからハイペースで集団崩壊。誰かがアタックしたというより自然と8人に。相当強いメンバーなので、これは行くしかないと腹をくくる。大前さんが、下りでも踏みやめないし、ワインディングでも踏みやめない。キツい。

大前さんは大きく前に出てる


2周目に入りなおも踏みやめない大前コーチ。あまりに大前さんがカチ上げるので、上りで2人になる。キツすぎ。(本人はカチ上げてないと主張)

私は思いました。「大前コーチこれはあってるのでしょうか?この強い逃げ集団を崩壊させるのは、これ・・あってますか…?」

なんか、大前さんがこっち見てる。2人で行ける?みたいな目でこっちを見てる。急いで目を逸らし、私の気持ちが伝わったみたい。大前コーチ、後ろ3人を待つ英断。これはあってます。

RX大前さん、木村
バルバ寺崎さん
イナーメぱやおさん
日体大タマちゃん

5人。これは強すぎるメンバー。決まったかもしれん。全員が強く踏んで集団にどんどんタイム差を付けていく。
中でも規格外なのが大前さん、次に巡行が速いのは、ぱやおさん。脚はあるだろうけど、あまり強くは踏まず上手に立ち回る寺崎さん、瀕死のタマちゃんと私。
ここから振り落とされることは死を意味する。チームメイトとして大前さんの後ろを陣取っていたけど、大前さんが先頭になると明らかにペースが上がって2番手で走る時間が長くなってキツいので、タマちゃんの後ろに変更した!
寺崎さんが「大前頭おかしいんじゃね?」と訴えかけてくる。頭は天才的なはずだけど、走りが人間離れしているので「はい。おかしいです。」と返答。
高速で縦一列になるレースは、やっぱり苦手だ。体重が軽いのと、パワーがないことで、どんどん脚が削られていく。キツい。
なぜか、ぱやおさんが私を励ます担当になっている。「もう少しだ、頑張ろう」と何度も声をかけてくれた。ぴえん。
集団に1分20秒差をつけて、最後の上り。ぱやおさんが先頭でペースアップ。すぐ番手に付く。後ろから、大前さんと寺崎さんがかっ飛んでいく。追い切れるスピードではないので、ぱやおさんをパスして3位でゴール。知らない間に取っていたポイントリーダージャージを獲得して、総合4位までジャンプ。

木祖村での表彰台は初

ステージ2 ロードレース DNF

レース自体はどっちみち事故で中止になったのだけど、その前に無酸素容量を消費し切って終了。普通に弱かった。

バイク振りすぎだね?


後手に回って追う側になりたくない思いで、全てのアタックを封じようと大前さんと認識を共有し5番手以内くらいで立ち回る。しかし、前日のダメージを鑑みてもちょっと荷が重かった。絶え間なく続くアタックに対応しきれなかった。
過去に見ない無酸素領域の消費で脚が止まって戻ってこない、完全に使い切って、後ろからくる集団にも乗れずDNF。
前日に逃げて、逃げ集団の中でも無理していたのに、実力以上の動きをしてはいけない。

これは脚止まるのも納得

ものづくりの奥ゆかしさ

チームメイトととんかつを食べて、翌朝の便で帰る。時間があったので前日の結果一旦は忘れて、白州蒸留所を見学。
白州を生み出す工程にはものづくりの魂を感じる。何十年もの熟成とブレンドの技は本当に美しい。SL8が洗練されていて美しいのも、スペシャライズドのものづくりの結晶だからだろう。昔はなかったそんな自分の感情に気が付いて、歳とったなと。燃えるような良い人生にしたい。全部白州蒸留所で書きました。おわり。

フルボトルゲット



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