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ジャパンカップオープン2023 9位

 何度か参加しているけど一度も表彰台に乗ったことはないレース。去年も逃げには乗ったものの、15位に沈んだ。沖縄があるので、特にこのレースに向けて調整はしなかったけど、少しジャパンカップを意識してVO2強度を平口とトレーニング。ここ最近は、かなり好調だった。
 札幌じてんしゃ本舗の店長が「平口と二人で表彰台乗ったら山崎18年を開けていいぞ!」と言っていたので俄然やる気。まずは、前で展開してしっかりと高強度で苦しむこと。それがツールドおきなわに向けたステップとなるはず。

弾丸遠征

 金曜の仕事が終わってから羽田移動で目黒のホテル着は22時過ぎ、チーム関係者が空港まで迎えに来てくれたので、物凄くありがたかった。移動のストレスはあまり感じず、ホテル着いてすぐ寝た。6時間くらい寝れただろうか。翌朝5時起きで高岡さんの車に乗せてもらって東京を出発。快適すぎる~。
アップは昨年同様に鶴カントリーの坂で1分×5回。350wから初めて5本目は460w。うむ。全然苦しくない。上出来である。

レース

 1週目、2週目とかなり楽。3週目、4週目と少し強度が上がることはあっても、特に何もなく進む。上りは大体3分20秒で350w程度。有力選手の逃げには反応するよう注意する。去年逃げまくって失敗した反省があるので、少し冷静に全体を見るようにする。とはいえ、消極的になってはいけない。冷静かつ行くべき時は覚悟を決めて行く。いつもそのつもり。

ボスと共にゆく


 5週目の古賀志で弱ペ内田選手らがアタック。ここは行くべき。上り切りまで耐えて9名の逃げになる。内田、米谷、橋本、横矢、岩島、平口、島野、木村、長澤。たぶん。(敬称略)
 8名でローテ、ツキイチ1名(友達)。おい!笑
 6週目の古賀志で、内田選手、米谷選手がアタック。入り450w程。このペースでは山頂までは行けない。3名先行して、他はバラバラ。許容範囲ギリギリまで下げて、岩島選手と山頂までクリア。少し先に平口。この判断は失敗だった。先頭は意外と早くペースを緩めたので、気合で行けば結果的に耐えられたかもしれない。
 加えてコーナリングが下手くそだった。下りで岩島選手とふいに車間を開けてしまう。踏めるところはグイグイ踏んでいく岩島選手に少しずつ離されてしまい、下りきってからも全然追いつけない。前に6名。一人ぼっちで7番手、宙ぶらりんになってしまった。後ろ見ても誰もいないのでこのまま行くしかない。
 しばらく1人で走ってると、島野、長澤が追いついてきて3人になる。前は一つになったみたいで50秒差、後ろの集団まで42秒とのこと。3人は偶然にも全員、北海道で走っている(いた)メンバー。これは意思疎通していけると思った。全員でまんべんなく踏んで集団からは逃げ切りたい。でも余力があるのは自分だけで、他は脚がないみたい。「無理です。」と長澤が主張している。
 ここで牽制してもどうにもならないので、一本引きになろうが行くぞ。後ろまで42秒あるなら逃げ切れると信じる。ホームストレートを通過して11秒後、まさかの後ろからジャンの音。え、集団きてるじゃん。だめやん。と、絶望。


11秒後方にメイン集団は絶望


11秒、有効活用

 ラスト周回で加速してきた集団に上りの途中で捕まると速度差で置いて行かれそう。今できるベストの選択は一つしかない。11秒差を利用して古賀志の頂上まで持ち堪えること。それが出来れば、平坦区間で回復してスプリントでまだチャンスはある。2人を置いて古賀志の上りをいく。意外と集団はペース上がってないみたい。ラスト400mで寺崎選手にキャッチされる。すかさず後ろにへばりついて、絶対離れないと誓う。無事山頂までクリア。下り切って高岡さんもきたけど、海外遠征帰りでコンディション悪そう。
 セブンイレブンの前あたりから高岡さんロングスパートでアタック。結構距離が開いた。え?みんな行かなくていいの?って思うくらい追いかけない。続いてイナーメ北野さんもロングスパート。
 これは2人とも行ってしまったかな?と思った。ゴール手前で北野さんを捕まえてスプリント開始。後ろから絶対に寺崎選手くるわ。と思って後ろに注意。シルバーのSL7が見えたらもう一段階加速するつもりでもがく。後ろを気にしすぎてそのまま集団2番手でゴール。9位。

あと1ヶ月

 またしても絶妙な気持ちになるレースをしてしまっただろうか。それとも、ちゃんと逃げに乗って最後も諦めずそれなりにまとめたと言うべきだろうか。沖縄では寸分の後悔もないレースをしよう。距離の長い消耗戦は得意。沖縄では必ずチームワンツーを決めたい。

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