見出し画像

【RX木村】札幌市民ロードレース(s2クラス)優勝

札幌市民ロードレース s2クラス 2.2km×10周

諸般の事情により練習に重きを置くことができず気がつけば6月も終わっていた。7月にニセコでチームメイトと会えたのをきっかけに心機一転、闘志に火がついて、それから練習を再開。去年はレースに出られず、カテゴリは一つ下がってしまった。それでも、1週間前のJBCF南魚沼の入賞者や道内有力と言われる選手もいて、イージーではない。

コースはシンプルで、モエレ沼公園の道を周回するというもの。直角コーナーが多く、細かな砂が浮いている区間もあり転倒注意。高校生クラスと混走なので、順位を無視した利害関係が生まれることも少し期待していた。スタート直前に高校生たちが気合いを入れるためか大きな声で叫ぶものだから、びっくりして萎縮した…

スタートして4周目くらいまで、細かなアタックが繰り返されるが決定打はない。周りの選手をよく見るようにする。◯◯番独走力ありそう、◯◯番スプリント強そう、という要領。逆にこの選手の近くにいるのは危険だ、なんて事も考えていた。

6周目完了時に2名が15秒くらい先行していて、コーナーの度に見え隠れしていた。これは、もしや?と思っていたら南魚沼入賞選手がブリッジを試みたのでこれは見逃さない。私を含め先頭は4名に。先行していた選手に「逃げ切りましょう」と打診してみると、「1周休ませてほしい」という返事。ある程度のタイム差を作ってから休んでもらいたかったが、止むを得ずひき続ける。320wくらい。これなら10分くらいもつかなと一定ペースで走るが、集団強し。簡単に捕まった。

残り周回も少ないし、もともとスプリントになりがちなコースなので、勝ち筋をスプリントにシフト。コーステープが風に揺られているのを観察し風向きを確認。風下からスプリントすることを意識して、有利なコースラインは譲らない。あとは、ロングスプリントを狙ってくる選手に注意し、全方位に気配を察知するように心がける。すると、後ろから落車の音が聞こえて、上司の顔が脳裏をよぎる。私は転ばないと固く誓い、300m前から全力スプリント。5秒値1169wで1着ゴール。無事にレースを終えることができた。短いレースではあったが、少しだけ展開に加わることができて良かった。

これから北海道は寒くなりますが、沖縄までもうひと頑張りします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?